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伊勢神宮崇敬会 発行【みもすそ】伊勢談草 伊勢の神宮と朝熊山(あさまやま)

投稿日:2018年3月24日(土)


記事のストックが古くなってしまうので、集中掲載(その3)です…権禰宜の遠藤です。

さて、伊勢神宮崇敬会発行の『みもすそ』より、「伊勢談草 伊勢の神宮と朝熊山」を御紹介致します。

みもすそ84 表紙

みもすそ 84 伊勢談草

【伊勢談草 伊勢の神宮と朝熊山】伊勢郷土会副会長 石井昭郎
内宮の北東にそびえる標高五五五メートルの朝熊山は古来、岳山(たけやま)とも呼ばれ厚く信仰されてきました。「朝熊」の名称は、平安時代の延暦二十三年(八〇四)に神宮から撰進された『皇太神宮儀式帳』の神堺を定めた項に「朝熊嵩(あさくまがたけ)」とあるのが初見ではないかと思います。朝熊山上には名刹金剛證寺があり、経塚から出土した遺物(国宝指定)をはじめ、多くの貴重な文化財を伝蔵し、神宮とともに古い文化を培ってきたことを物語っています。朝熊岳縁起の説によると、「ある行者が登山し、お寺を建てようとした時、近くの池から金色の石が湧き出て、たちまち大熊に変身し四方に光を放った。天魔(仏や修行者に対して善事をさまたげる天の魔は、それを恐れて去ろうとした時、大熊は明星天子に変身し、朝日に向かって上天したので朝熊山と号した」とあります。
お寺の縁起はともかく、人々は天照大御神(太陽神)をお祭りする神宮に祈り、朝熊山系から昇る太陽を崇め、年中の無事を願ってきたのでした。

今回の写真は、第六十二回神宮式年遷宮写真展に出品され、同時に『聖地伊勢』を刊行された 写真家の南川三治郎氏からご提供を賜りました。 記してお礼申し上げます。


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