投稿日:2019年10月2日(水)
【神道百言50】
『慎みて怠ること莫(なか)れ』~古語拾遺~
(人生は常に慎み、なまけることなく、精進に精進を重ねよとの意。成功の基は、これ以外にないの意である。
景行天皇の御代、日本武尊(やまとたけるのみこと)は東征の途中、伊勢の神宮に詣で神宮ご奉仕の倭姫命(やまとひめのみこと)に御暇乞をされた。倭姫命は天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ。後の草薙剣)をヤマトタケルに授けられ、このお言葉をはなむけとされた。)
心に響きます。宮司です。
9月25日は毎年曜日に関係なく鎌倉市山崎に鎮座されます北野神社の例祭・鎌倉神楽(湯立神楽)が行われお手伝いに伺いました。
山崎はYAMAZAKIではなくYAMASAKIなのですが・・・
10時30分に藤沢を出発、11時過ぎに町内会館に到着し、まずは昼食。その後、徒歩にて神社に向かいます。
英語に詳しくありませんが『Kitano Jinja Shrine』北野神社神社、『Myohoji Temple』妙法寺寺ということにはならないのでしょうか?日本だけのものの英訳というのは難しいのでしょうね。
などと思いながら、今年も難所である204段の階段を登ります。
台風後でありましたが、とても綺麗にされていました。
毎年驚くサカキの根。
ライフラインが全く無い神社で、神楽で使う釜の水も手で運んで来られていましたが、数年前から前週に消防の放水訓練を行い、その際に水を確保されているとのこと。
午後1時からの例祭には、鎌倉横須賀三浦連合支部より鶴岡八幡宮より権禰宜さんが参列され、終了後の神楽には地元の方々がご参加下さいました。
終了後は、スーツ・ネクタイにも関わらず全員で片付けをされます。当社では考えられないことで、驚きと感謝です。
終了後の直会が過去最高の盛り上がりを見せ長時間に亘りお邪魔してしまいましたが、山崎地区を上谷戸・中谷戸・下谷戸に分けて毎年交代で準備をされていること、創建当時の氏子59軒で護持されていること、59軒以外にも多くの方々がお住まいであるのに氏子として認めたいのにそれが進まないこと、藤沢市役所にお勤めだった方が市民病院の事務を長年されていたこと、昭和19年生まれの方が防空壕で、昭和20年7月生まれの方が押し入れでお生まれになったことなど、多岐に亘るお話をお伺いすることが出来ました。
いずれに致しましても、例祭が無事に斎行されましたこと誠におめでとうございました。また来年も楽しみに致しております。