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【神社新報記事】神奈川県神社庁 念願の新庁舎竣功

投稿日:2017年5月30日(火)


此の度の神奈川県神社庁新庁舎竣功、心よりお祝い申し上げます。権禰宜の遠藤です。

さて、神社界唯一の業界紙であります『神社新報』5月29日号に、過日より進められていたわが神奈川県神社庁の新庁舎竣功について特集されていましたのでご紹介致します。

本日午後2時より庁舎竣功祭並びに竣功奉祝式典・同祝賀会が現地にて行われます。当社宮司・責任役員の廣瀬さんも出席予定ですので、詳細は後日の記事で。

神社新報 新庁舎1
神社新報 新庁舎2

【神奈川県神社庁 念願の新庁舎竣功】
神奈川県神社庁(吉田茂穗庁長)では、横浜市磯子区に新庁舎が竣功し、四月二十五日に神殿遷座祭を斎行した。神社庁設立七十周年の記念事業として建設された新庁舎は、県内神社の中心施設として、役員会や各種委員会等の会議、研修会の開催など、神社興隆に資する活動拠点としての役割が一層期待される。
五月三十日には、竣功奉祝祭並びに竣功奉祝式典・同祝賀会が予定されてゐる。

【待望の庁舎建設 耐震性も見直し】
神奈川県神社庁は神社本庁の地方機関として、初代庁長に就任した座田司氏鶴岡八幡宮宮司の協力により、昭和二十一年三月に鎌倉市の同宮社務所内に設置された。昭和四十五年には神社庁設立二十周年並びに明治維新百年の記念事業として、現在の地に庁舎が竣功。爾来四十有余年に亙り庁務をおこなってきたが、堅固に見えた建物や設備も老朽化が進み、設立六十周年時に示された『十二の指針』では「神社庁庁舎の将来展望」とした、近い将来の建直しが提案されるに至った。
これに基づき平成二十三年三月に吉田庁長を委員長、理事と支部長を委員とする「庁舎建設等準備検討委員会を設置して議論を重ねた。さらにこの内容を実施するため同二十六年七月に設けられた「庁舎建設委員会」では県内全宮司を委員とし、その中から理事・支部長と建築土木に精通する神職を常任委員として、委員長には吉田庁長が、建設部会長には佐野主水副庁長、募財部会長には利根康教副庁長がそれぞれ就任して、計画を取り進めてきた。

【四月二十五日に神殿遷座祭斎行】
新庁舎の神殿遷座祭は午後六時から斎行され、県内の神社関係者など約六十人が参列。佐野副庁長が斎主を、利根副庁長が副斎主を務め、県内神職二十二人が祭員等を奉仕した。
新庁舎敷地内に設けられた仮殿に斎主以下祭員らが参入した後、修祓、斎主一拝に続いて佐野副庁長が祝詞を奏上。召立の儀ああり、威儀物(いぎのもの)を授けられた各所役が整列すると鶏鳴三声に続いて出御が告げられた。
道楽の音が響くなか神殿に「御」が遷され、献饌(けんせん)ののち斎主、本庁使、参列者代表らが玉串を奉って拝礼した。
直会(なおらい)では佐野副庁長の発声で乾杯。吉田庁長が挨拶し、念願の新庁舎建設に対する協力に謝意を表した。

【神職・氏子の想ひ結束する 象徴的な神殿備へた庁舎に】
今般竣功した新庁舎は木造二階建てで、延べ床面積は643.94㎡。大屋根が配された外観は平屋建てを模した和風建築となってをり、閑静な住宅街である周辺環境に配慮し、圧迫感を与へないやう設計。周囲の日照権にも影響がでないやうにデザインされた。
木造部分には、無垢材と異なり強度が均一な集成材に加工された神奈川県産の檜材を使用。万が一、火災が発生した際にも周囲への延焼を抑制する準耐火構造になってをり、木造建築ながら災害への備へは十分考慮されてゐる。
一階部分には神社庁職員が庁務をおこなふ事務室(約50㎡)、会議室(約68㎡)、庁長室(約30㎡)、のほか、書庫・倉庫などが設けられてゐる。
二階部分には神殿を中心に、神饌所、祭器庫を配備。神殿は旧庁舎から移設されてをり、新たに大床と外陣が増築されてゐる。このほか装束収納室とも繋がり、著装にも用ゐられる多目的室兼和室があり、神事が円滑に進められるやう工夫された。
神殿天井には県神社庁を表す「幹」と県内十支部を表す「葉」の意匠が施されてゐる。葉の葉脈は各支部の神職や氏子を表し、それぞれの想ひが中心にある神社庁を通して神殿に至る様を表現。幹にあたる部分と神座の格天井には、伊勢の神宮にも納品して神宮大麻用紙にも指定されてゐる伊勢和紙が用ゐられた。
今後、新庁舎は庁務運営や円滑な業務はもとより、県内神社関係者の結束を強固なものとし、斯道の宣布と神社の興隆のために活用されることとなる。

神社新報 庁長挨拶

【庁舎竣功にあたり 神奈川県神社庁長 吉田 茂穗】
このたび神奈川県神社庁設立七十周年記念事業として取り進めてまゐりました庁舎建設工事が完了し、新庁舎が無事に竣功致しました。
昭和四十五年、横浜の港を遙かに望む磯子の丘に神社庁の庁舎を設けてより約半世紀の年月が経ち、近年では建物や設備などの老朽化も著しく、今後の長期的な庁務運営や業務が為し難い状況となってをりました。また近い将来、首都直下型地震の発生が懸念される中、平成十九年に建物の耐震診断を行った結果、予測される震度六強以上の地震では、倒壊する虞があるとも判定されました。
このため、平成二十三年より神社町内に「庁舎建設等準備検討委員会」を、平成二十六年より引き続き「庁舎建設委員会」を設置し、用地のことや関係業者の選定、新庁舎の設計など鋭意検討を重ね、今日に至りました。
新庁舎建設にあたりましては、県内千百二十一社の全神社より神社割当金を募り、また、各団体や個人など篤志家の赤誠溢れる御協賛を賜りました。ここに改めて皆様方の御協力に対しまして、衷心より篤く御礼を申し上げます。
本工事は昨年四月の旧庁舎解体工事から始まり、本年三月の新庁舎竣功まで工事関係者各位の御尽力により順調に取り進めることができました。
新庁舎は県内産檜材を用ゐた構造用集成材による木造二階建てで、その他にも県内産木材を多く取り入れてゐます。とくに神殿はこれまでの神殿を移築し、増築した部分には神宮司庁御当局より賜りました檜材を使用させていただきました。
去る四月二十五日の夕刻より浄闇の中、新庁舎神殿において遷座祭を斎行致しました。
これからは私ども役職員一同、新庁舎を斯界発展の拠点とし、県内神社の興隆に資するため、誠心誠意努力を重ねてまゐる所存ですので、今後とも変はらぬ御理解・御協力の程お願ひ申し上げます。


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
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