投稿日:2017年7月26日(水)
今日は久しぶりの雨模様。乾ききった地面にようやく恵みの雨が降り注ぎます…権禰宜の遠藤です。
さて、去る7月11日(月)午前9時より、神奈川県内に奉職する40歳以下の神職の集いであります神奈川県神道青年会が主催する、祭式研修会に参加して参りました。
4月に竣功したばかりの真新しい神奈川県神社庁庁舎(横浜市磯子区)の神殿にて行われ、神奈川県神社庁祭式講師・師岡熊野神社宮司 石川正人様を講師に迎え、現任神職24名が参加致しました。
午前中は祭式作法の基本動作の研修。祭式作法とは、我々神職が御神前で奉仕する際の立ち居振る舞いや、皆具(祭典に用いる道具)の扱い方のことです。
日頃の神明奉仕を行う上で、ともすれば崩れがちな祭式作法を、ときどき見直すことで作法の形のみならず、心の在り方なども整えていきます。
午後は遷座祭(せんざさい)の研修となりました。遷座祭とは、神社の本殿の御建替えの際に、本殿にお鎮まりの御神霊を仮殿にお遷しする、または本殿竣功の後に仮殿より本殿にお遷しする祭典です。
最初に過去の遷座祭の記録映像を観た後、遷座祭の模擬祭典を執り行いました。
遷座祭は、神職として40年以上奉仕しても、一生に一度あるかないかの重儀となります。
もしご奉仕する機会に恵まれましたら、滞りなく麗しい祭典がご奉仕できるよう研鑽を怠らないようにしたいと思います。