投稿日:2018年8月19日(日)
【冊子】天皇さまのお祭り⑪
皆さんもお彼岸にはお墓参りをされることと思いますが、宮中では大祭式で祖霊のお祭りが行われます。目に見えないものを信じないという方もいらっしゃると思いますが、ご自身のご先祖様となれば話は別でしょう。あなたのことを一番見守って下さるのは御先祖様かと思います。お墓参り始め、先祖供養は疎かにしたくないものです。宮司です。
さて、毎年曜日に関係なく、8月17日は鵠沼神明に鎮座されます皇大神宮(別名 烏森神社・からすもり)の例祭湯華神楽が午後2時30分から斎行され、お手伝いにお伺い致しました。
まずは、朝6時30分にお伺いして、神楽の『山』(やま)を舗設致しました。近年稀にみる涼しさ、時折霧雨が降ることもありましたが、難なく準備が整いました。
午前9時頃には、アルバイトの方や他のお手伝いの方がみえましたので一旦帰社して社務・昼食の後、再度お伺い致し、本殿において習礼(しゅらい。祭典の予行練習)を行い自分の役割を確認致しました。また、本年は事前に神楽の稽古が出来なかったため、2人で舞う大散供(だいさんく)と笹舞(ささまい)の確認を行いました。
祭典開始の午後2時30分には例年通り灼熱の太陽に恵まれ?ましたが、時折心地よい風が通り抜け涼しさを感じながら、献幣使(けんぺいし)に神奈川県神社庁理事・平塚市四之宮鎮座 前鳥神社(さきとりじんじゃ)宮司様がご参向され、例祭が厳粛に斎行されました。尚、祭典には当社から廣瀬責任役員(藤沢市氏子総代会 会長)と山口総代会長が参列されました。
例祭終了後、拝殿の椅子を片付け、神楽場を舗設してから『湯華神楽』(ゆばなかぐら。当社の湯立神楽に同じ)が行われ、私は大散供と射祓い(いはらい)を舞わせていただきました。
神楽が終わると境内に集まった各町内の山車の皆さんで手締めが行われ、お祭りが修められました。尚、昔から午後2時半の例祭開始に合わせて山車が集まり、例祭が終わると山車が各町内へ帰って行くことから『鵠沼のいっとき祭り』と呼ばれています。(私たち祭典奉仕者は山車の競演を見たことがありません)
皇大神宮さんの例祭を皮切りに、これから10月の第1日曜日まで毎週どこかのお祭りに行くことになります。体調管理をしながら元気で奉仕に伺えるように務めます。
いずれに致しましても、例祭誠におめでとうございました!