投稿日:2018年10月12日(金)
【神道百言】⑧
『神は見徹(みとほ)しなり』(真野時綱・神家常談)
(道徳は人と人との秩序を保つために必要である。ここでは眼に見える事柄だけが問題とされる。これに対し信仰の秩序は、神と人との関係に於いて存する。人は見てゐなくとも、神だけは見通してゐられることを知り、独りを慎むことに身の処し方がある。)
(神家常談は、尾張国 津島神社の̪祠官 真野時綱の著で貞享4年(1.687)撰、同5年刊行。神道の学び方と心得を述べたものである。)
誰も居ないから良いか・・・とゴミを捨てると、神様が見ていて、後から罰が当たる。仏教であれば徳を捨てるとなるのでしょうか。いずれにしても、神仏に恥ずかしくないように生きたいと思う宮司です。
さて去る7日、10月の第1日曜日は善行神社の例祭・神幸祭が行われ奉仕に伺いました。
善行神社は、稲荷神社と八坂神社が合祀され善行神社として祀られており、毎年2月1日は旧・稲荷神社の例祭(初午祭)、10月が旧・八坂神社の例祭となっております。
また、ここ何年かは土曜日の夕刻に本殿の御霊(みたま)の分霊(ぶんれい)をお神輿に移す遷霊祭(せんれいさい)を行っております。
(町内会館前から発輿(はつよ。出発)して、まずは神社へ。還幸(かんこう。帰って来た時)の時も同様に神社へ入ります)
今年は台風25号の影響から、10月の観測史上初という30℃超えの暑さに見舞われ、残念ながら体調を崩された方が数名いらっしゃったようでした。
私が宮司を務める市内8神社の例祭も、善行神社で修めとなりました。来年は新帝陛下御即位後の例祭となるため、各神社で様々な奉祝行事が行えればと思っておりますので、ご関係皆様方にはどうぞ宜しくお願い致します。