投稿日：2018年10月6日（土）
【神道百言】⑥
『吾が日本は種子を生じ、震旦は枝葉を現し、天竺は花実を開く、故に仏法は万法の花実たり、儒教は万法の枝葉たり、神道は万法の根本たり』（吉田兼俱・唯一神道名法要集（室町時代））
（日本の国に於ては、神道が最も古く根を下ろしてゐるので、種子や根を大地に下ろしたやうなものである。そこに入つて来たのが中国（支那）の儒教で、これは例へていへば、神道といふ種子、根幹の上に枝となり葉となつて茂つたやうなものである。印度の仏教は、更にその後、日本に入つて来たもので、神道の根、儒教の枝、葉の上に咲いた花であり、そこに出来た実のやうなものである。世間では花は鑑賞され、実は喰べておいしいといふので、世間的には印度の仏教が繁栄してゐるが、その根本を尋ねると、花が咲くためには枝葉（儒教）があり、枝葉を出させるためには根や幹（神道）がしつかりしていなければ、その結果を齎すことは出来ない。日本文化史上に於ける神道、儒教、仏教の三教を比較してみると、その根本に神道のあること、そして儒教も仏教も、その上、育成され、今日に生きつづけて来られたことを、よく考ふべきであるとしたものである。）
日本民族にとって神道は根本。宮司です。
さて去る9月27日（木）午前10時から、湘南クリスタルホテルにおきまして『藤沢市氏子総代会 総会』が開催され、当社からは廣瀬責任役員（藤沢市氏子総代会会長）を始め8名で出席致しました。
開会儀礼、挨拶に続き功労者表彰が行われ、長年の氏神様への奉仕に対し7名の方々が表彰の栄に浴されました。
私が宮司を務める神社におきましては、2神社2名の方が受章されました。
（白旗神社 森脇町 酒井総代）
（善行神社 志村世話人）
その後、会務・会計・予算の報告、神社参拝旅行について（宗像大社・長崎軍艦島）それぞれ報告があり、議事終了後、ビデオ「神奈川県神社庁 新庁舎竣功への軌跡」を半分程鑑賞致し、会長の先導により万歳三唱が行われ閉会致しました。
藤沢市氏子総代会は市内49の神社で構成されており（一部、高座氏子総代会に所属している神社もある）、主だった活動は研修旅行とこの総会だけですが、功労者を顕彰できること、年に1度他の神社関係者と顔を合わせられることの貴重な機会になっています。
受章者皆様には、今後も氏神様奉護にお力添え下さいますようお願い申し上げます。おめでとうございました。
