投稿日:2018年3月12日(月)
お久しぶりです!出仕の佐藤です。
さて、去る2月23日に神奈川県神道青年会主催の茶道研修会に行って参りました。
鎌倉に鎮座する鶴岡八幡宮様の斎館をお借りし、神奈川県内の若手神職20名以上が集まり茶道の研修を行いました。
裏千家正教授の小澤宗誠先生に日本の伝統文化である茶道の歴史や、お茶席でのお作法などをご教授頂きました。
日本での茶伝来は古く、平安初期(815)に三輪宗の僧侶である永忠(ようちゅう)は、近江唐崎凡釈寺にて嵯峨天皇に煎茶を奉御した事が始まりとされ、井伊直弼が記した『茶湯一會集』では茶会において、主人は主客の趣向を慮り、細事に至る迄心を配り、真心を込めてお迎えをする「一期一會」を大切にすると書かれています。
茶道での抹茶には濃茶と薄茶の2種類があり、多くの方が口にするのは薄茶になります。お茶席では基本濃茶を主として扱っており、口直しとして薄茶を頂きます。研修ではお抹茶の飲み方、挨拶、お菓子の取り方などお茶会における様々な作法を学びました。全体を通じて招く側である主人は主客がどのような人柄で何に関心があるのかを思い、お茶道具にまで気を配る思いやりの心を深く感じる事が出来ました。