投稿日:2024年8月29日(木)
9月1日は有志による境内清掃、月次祭、折戸日枝神社の例祭、と行事が目白押し。ちなみに白旗交差点近くのラーメン屋もこの日にオープンするようです。日柄は大安。忙しくなりそうです。晴天であってほしいですね。権禰宜の宇多です。
さて、令和7年度の『むすひ』が当社に到着しましたので、最初のトピックの紹介です。
「〈始まりは御聴許〉
伊勢神宮では二十年に一度、神さまのいらっしゃる建物やお供えする宝物をはじめ、すべてを新しくして神さまにお引越しいただくお祭り「式年遷宮」があります。第六十三回となる今回は、令和七年から十五年にかけてさまざまなお祭りや行事が執りおこなわれることとなりますが、それらが天皇陛下からいただく「御聴許」(お聞き届けになること)に始まることを皆さんは御存じでしょうか。
第六十三回神宮式年遷宮については、令和六年四月八日、神宮大宮司・久邇朝尊氏が皇居を訪れ、「御聴許」をいただきました。翌日に伊勢神宮内の神宮司庁で開かれた記者会見で、大宮司は「誠に恐懼に堪えず、その責任の重さと使命の重大さに、身の引き締まる思い」との気持ちを語っています。会見では、これからの式年遷宮の準備に関する説明もありました。どのように準備が進むのか、それはQ&Aに譲りましょう。
〈なぜなに遷宮〉
Q.「御聴許」について詳しく教えて!
A.「聴許」とうのは「ききいれること。許すこと」という意味で、報道では「御聴許」を「御許可」と説明しているものもありました。伊勢神宮は皇室の御祖先の神さまをおまつりしているので、遷宮にあたっては必ず「御聴許」を得ます。これがないと始まりません。
Q.遷宮の準備って何をするの?
A.神さまのお引っ越し準備を整えるにあたり、まずは各界の有識者が知恵を出し合う「準備委員会」を作ります。そこで調査や話し合いをおこなったのちに意見を集約。大宮司に提出されておおよそが固まると、さらに大宮司からの相談等に答える「遷宮委員会」を作るのです。この委員会は遷宮が終わるまで、細部にわたってさまざまな検討をおこなっていきます。
Q.遷宮ではどんなことをするの?
A.社殿に用いられる木材を伐採するお祭り、一般でも知られる地鎮祭にあたるものや上棟祭などがありますが、それは4~5、12~13ページで詳しく説明します。ぜひ御覧ください。」