投稿日:2025年3月11日(火)
【暦で見る九星の運勢シリーズ】三碧木星:令和7年4月(各自の九星についてはブログ末尾の表をご参照ください)「吉方…なし 見晴らしがよく遠目がきくので、よく観察して上手に乗り切って。方針で迷う事がありますが、即決せず熟慮を重ねて強気になって、勢いにまかせて進むと、悔いを残す恐れあり」とのことです…権禰宜の遠藤です。
さて、神社界唯一の業界紙であります『神社新報』令和7年1月13日号掲載のコラム「神宮だより」をご紹介致します。
神宮式年造営庁の発足
「昨年四月に第六十三回神宮式年遷宮の儀につき御聴許を賜り、その後、神宮式年遷宮準備委員会におきまして遷宮の重要事項について種々御審議をいただきました。この準備委員会からの答申に基づき、令和七年一月一日付にて「神宮式年造営庁」が発足致しました。
この神宮式年造営庁は殿舎造営並びに御装束神宝調製をはじめ、遷宮の諸準備にあたる執行機関になります。神宮大宮司を総裁、神宮少宮司を総長に、七部四室十五課を設け事務を分掌。一部の専門職を除いて概ね神宮職員が兼任する形で組織されてゐます。
神宮式年遷宮は申すまでもなく、皇室・国家の重儀であり、歴世の政府が遷宮ごとに臨時の機関を設けて御準備を掌ってきました。ところが、昭和二十年の終戦により制度は大きな変革を余儀なくされ、半官半民と言はれた昭和二十八年(第五十九回)の際には「臨時造営局」を設置。国民遷宮と言はれた昭和四十八年(第六十回)の際には、拠るべき国家の法令・機関も悉く廃止されるなか、かつて勅令を以て官制が公布された「造神宮使庁」に代はる機関として、この「神宮式年造営庁」が設置されました。
制度や機構が変はっても千三百年来執りおこなはれてゐる祭儀は古儀に違ふことなく、また伝統技術や精神は遠い先祖と私たちをつなぐ心の絆として、決して跡絶えることがないやう受け継いでいかなくてはなりません。
先例に倣えば、本年五月には遷宮諸祭の幕開けとなる山口祭・木本祭が、六月には天皇陛下にお定めいただいた御杣山において御杣始祭が、そして九月には御船代祭が斎行される予定です。神宮式年造営庁が発足し、名実ともに始動した第六十三回神宮式年遷宮の御準備に今後とも万全を期してまゐりたいと存じます。(総務部・工藤正弘)」