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【神社新報記事 「全国護國神社會連載 わが社の御祭神~勲功・遺徳を次世代へ~」佐賀縣護國神社】 と 今日のフジ

投稿日:2025年4月29日(火)


今日4月29日は「昭和の日」(今年は昭和100年に当たります!)。

「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」日です。
(内閣府WEBサイトより)

なお、この4月29日は、平成元年から平成18年までは、みどりの日とされていました。現在は5月4日がみどりの日とされています。
祝日には国旗を掲げてお祝いしましょう!権禰宜の遠藤です。

国旗

さて、神社界唯一の業界紙であります『神社新報』令和7年3月3日号掲載の連載記事。「全国護國神社會連載 わが社の御祭神~勲功・遺徳を次世代へ~」をご紹介致します。

全国の護国神社の宮司さん方が連載する企画で、本年令和7年に大東亜戦争終戦より80年を迎えるにあたり神社新報に継続的に連載されます。

当社が鎮座する神奈川県は、47都道府県で唯一護國神社がありません。各県護國神社にお祀りされている英霊のことについて、当ブログをご覧の皆様に少しでも知っていただく意味でも、できる限りご紹介していきたいと存じます。

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ルーズベルト

ルーズベルトニ與フル書

佐賀縣護國神社前宮司 德久 俊彦

「市丸利之助命は明治二十四年九月二十日、佐賀県唐津に生まれた。唐津中学校卒業後に海軍兵学校に入学し、卒業後には海軍航空術学生教程を修了する。

その後、霞ヶ浦飛行隊隊長兼教官となるも大正十五年、飛行中の操縦索切断により墜落。一命を取り留めるも杖なしでは歩けぬ身となってしまふ。辞職覚悟だったが、新設の海軍予科練習生の設立委員長を拝命。予科練初代部長に就任した。

そののちは、中国の武漢、ニューギニアのニューアイランド島の航空司令などを務める。最後に赴いたのが硫黄島。硫黄島は栗林忠道中将が兵団長として陸海軍を指揮下に置いてをられた。

昭和二十年、戦況はいよいよ悪化。三月十七日、最後の訓示では困難な状況での善戦奮闘に感謝するとともに、七生報国し、殉ずることを切望しながらも、決して死に急がず、如何に生きて敵を倒すかが肝要であると説く。そして「ルーズベルトニ與フル書」を読み上げさせ、部下二人にこの書の日本文と英文を託した。

「日本海軍、市丸海軍少将、書ヲ『フランクリンルーズベルト』君ニ至ス」から始まるこの手紙。その内容は、「日本が対米戦争に行かざるを得なかった経緯」「天皇陛下の世界平和に対するお気持ち」「白人の植民地主義に対する批判」「欧洲戦線を鑑みた欧米諸国の姿勢に対する批判」の大きく四つに分かれてゐる。

なかでは、大東亜共栄圏の存在について「世界平和ノ一翼トシテ、世界人類ノ安寧幸福ヲ保証スルモノ」であり、「日本天皇ノ眞意全ク此ノ外ニ出ヅルナキヲ理解スルノ雅量アランコトヲ希望シテ止マザルモノナリ」と天皇の真意も同じであることを主張。そして、かう訴へる。「凡ソ世界ヲ以テ強者ノ獨専トナサントセバ、永久ニ闘争ヲ繰リ返シ、遂ニ世界人類ニ安寧幸福ノ日ナカラン」と。当時の日本が大東亜共栄圏の成立と植民地解放を深く願ってゐたことが解るものである。

三月二十六日、帝国陸軍最後の総攻撃となり、市丸命も部下も戦死。手紙は二人の参謀が身体に巻いてゐたといひ、米兵により発見される。内容は米軍従軍記者が全国に打電したが、米国海軍の検閲で差し止められてしまひ、日の目を見たのは七月十一日に検閲が解除されたあとだった。四月十二日に亡くなったルーズベルトは、この手紙を読んでゐない。

残された手紙は、米国メリーランド州アナポリスにある博物館に保管されたといふ。現在は、さまざまな書物やウェブサイトでも紹介されてゐるので、ぜひこの「ルーズベルトニ與フル書」をお読みいただきたい。

佐賀縣護國神社

住所 佐賀市川原町八-十五

電話 〇九五二-二三-三五九三

祭神 戊辰の役より大東亜戦争に至るまでの殉国御霊三万五千五百六十六柱、自衛隊殉職者三十六柱

例祭 春(四月十二~十四日)、秋(十月十二~十四日)」

【今日のフジ】

▼弁慶藤

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▼義経藤

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白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
ぜひ早起きした朝やお休みの日にでも、お気軽に当社にお越しください。皆様のご参拝を心よりお待ちしております。