投稿日:2024年4月30日(火)
学生時代は渋谷の原宿でお買い物。
今は戸塚の原宿で給油をしている出仕の宇多です。
さて、神社界唯一の業界紙である『神社新報』令和6年4月22日号より、遷宮の御聴許を賜った翌日の神宮での様子がコラムにて掲載されておりましたので、紹介いたします。
神領民の心意気
去る四月八日、次期神宮式年遷宮の御準備について畏き辺りより御聴許を賜った。これに伴ひ神宮司庁では翌九日に記者会見を開催し、第六十三回式年遷宮御準備の始動報道を通じて広く国民にお伝へ申し上げた。
この報を受け、官民で組織される伊勢御遷宮委員会では奉祝の意を表すべく、当日午後七時に会長の鈴木健一伊勢市長をはじめ二十五人の役員内宮宇治橋前に参集。内宮遥拝の後、鈴木会長並びに委員長の山野稔伊勢商工会議所会頭が挨拶し、お祝ひの言葉と御遷宮に対する意気込みを申し述べられた。
続いて、手に手に采(ざい)や提灯を持った伊勢神宮奉仕会青年部の会員三十五人が、遙かに内宮御正宮に向かひ喜びの木遣りを奉納された。その木遣り唄は、
今回の御聴許を奉祝して新たに作られたものが披露された。
天下泰平 令和の御代に 古き例(ためし)の 御遷宮
待ちに待ちたる 御許受けて 今日はめでたく 遷宮初日(はつび)
いよいよ始まる 大宮遷(おほみやうつ)し 心躍らす 伊勢の民
むすびに鈴木会長が宇治橋前に進み、第六十三回神宮式年遷宮の始まりを祝して万歳三唱。関係者はもとより、駆けつけた約百人の伊勢市民らも共に声高らかに唱和した。また、同時刻には五十鈴川の河川敷において御遷宮の回数にちなみ六十三発の奉祝花火揚され、伊勢の町は奉祝の空気に包まれた。
今回、この御聴許奉祝行事の場に立ち会ふ機会を得、常にお膝元で神宮をお支へいただいてゐる旧神領民の御遷宮にかける思ひ、心意気を改めて感じると共に、この度の御遷宮が大御心のままに多くの国民の力を結集して無事完遂されることを、皆が確信した一夜となった。
(広報室・中西直樹)
▽今日の義経藤_満開です。