投稿日:2024年5月9日(木)
毎日の如く鶏むね肉の調理に挑んでいます。焼くも茹でるも、しっとり食感にするためには薄力粉・片栗粉は必須です・・・出仕の宇多です。
さて、神社界唯一の業界紙であります『神社新報』より、令和6年5月6日号の掲載記事「聖上 お種播き」をご紹介致します。
聖上 お種播き
天皇陛下には四月十七日、皇居内にある生物学研究所脇の苗代で、種籾のお手播きをおこなはれた。
晴天の下、天皇陛下には午前十一時三十分、灰色のジャンパーに濃紺のズボンを召されてお出ましになり、粳米のニホンマサリと糯米のマンゲツモチの種籾を、荒縄で三十㌢四方に囲まれた苗代二カ所づつへ、丁寧にお手播きになられた。
天皇陛下が描かれた種籾は、粳米・糯米ともに、昨年御親らお育てになられた稲穂から採取されたものと「平成二十号」と名付けられたもの。
天皇陛下が御親ら稲作りをなさる例は、昭和二年に昭和天皇がお開きになられた。大御心を継がれた上皇陛下には御代替後の平成二年に毎年お手づから播種される新例開かれ、今上陛下にも引き継がせられてゐる。収穫された稲は例年、十月に伊勢の神宮で斎行される神嘗祭に根付きのまま奉られ、十一月の宮中神嘉殿での新嘗祭にも奉られる。