投稿日:2017年2月27日(月)
歴史を繋ぐ中で、新たな歴史が刻まれる瞬間に立ち会えることは、大変貴重で有難い事。宮司です。
さて昨日2月26日(日)午前10時より、台町(だいまち)町内会の人形山車の人形『牛若丸』が復元され、お披露目に合わせた竣功のお祓いにお伺い致しました。
祭場は町内会館に隣接する二町(にちょう)公園で行われ、祭典終了後には餅つき、豚汁・焼き鳥(600本)などが振る舞われ、多くの方々が人形山車の復元をお祝いされました。
式典の中で山車保存会 会長様は感謝の意を表され、『臺町の人形山車は明治時代に造られたという記録があるが、今の山車は昭和20年に横浜から譲り受けたもの。義経公の人形が載っていたが、いつの時代かに朽ちてしまった。平成23年に復元プロジェクトを立ち上げて、ようやく完成した。今後は白旗神社氏子として、神社に所縁のある弁慶の人形も復元したい。』と力強くご挨拶されました。
また、人形を復元された埼玉県の㈱川崎人形の社長様(山車人形師 光本様)は、『大きさは、昔載っていた人形の型があったので、それと同じにした。100年200年は維持出来るように造ったので、大切にして欲しい。』とご挨拶されました。
今のところ人形を載せると電線に引っかかってしまうため、神社まで曳いて来ることが叶わないとのことですが、電線の地中化も進んでおりますので、いずれは台町の義経公が宮入りされる日も近い事と思いますので、楽しみにお待ち致しております。
復元に携わられた皆様、誠におめでとうございました!
今後も末永く大切に、愛される人形山車でありますように祈念申し上げます。