投稿日:2024年7月7日(日)
今日七月七日は七夕(たなばた)です。もともとは、旧暦の7月15日の夜に戻って来る祖先の霊に着せる衣服を機織して棚に置いておく習慣があり、棚に機で織った衣服を備えることから「棚機(たなばた)」という言葉が生まれたそうです。その後仏教が伝来すると、7月15日は仏教上の行事「盂蘭盆(うらぼん)」となり、棚機は盆の準備をする日ということになって7月7日に繰り上げられたそうです。これに大陸から伝わった織女・牽牛の伝説が結び附けられ、天の川を隔てた織姫(織女星、こと座のベガ)と彦星(牽牛星、わし座のアルタイル)が年に一度の再会を許される日とされました。当社でも本日午後四時より七夕祈願祭を執り行います。皆様に提げていただいたたくさんの短冊もお供えして、それぞれの願いが叶いますよう祈念申し上げます…権禰宜の牧野です。
さて、去る6月30日(日)、藤沢市辻堂にて家屋の建て替えにあたっての解体清祓を奉仕して参りました。
広い敷地には昔ながらの日本家屋が建っており、立派な池もありました。施主様にお聞きしたところ建てられたのは戦時中で、当時は相模湾から米軍が上陸してくるかもしれないという噂もある中で「こんな時に新居を建てるなんて」と笑われたこともあったそうです。
祭典には施主様、息子さん、お孫さんと3世代揃ってご参列され、祭典後は家屋及び伐採予定の植栽と池のお清めをして頂きました。
解体工事の後には地鎮祭で再度お伺いする事になりますが、いずれに致しましてもまずは解体工事の無事安全と施主様はじめ関係各位の日々のご健勝・ご隆昌を祈念申し上げます。