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天水桶の底を浚いました

投稿日:2024年5月27日(月)


昨日お知らせしたチャドクガの件ですが早速、蛭田造園さんが消毒してくださいました。お稲荷さんのお参りについては、毛虫が落ちてくるかもしれませんのでもう数日は手前からお参りください…権禰宜の牧野です。

さて、去る5月25日に、本殿両脇に設置されている天水桶の底を浚う作業を実施しました。

天水桶(てんすいおけ)とは、古くからある雨水を貯めておくタンクで、寺社に於いては主に防火用水として用いられてきました。

このところカラスが餌を洗うのでゴミが目立つようになり、又、底の部分に落ち葉なども溜まっていましたので掃除する事にしました。

▽当社の天水桶は鉄製で、内外の表面にはサビがたくさん浮き出ていて歴史を感じます。

天水桶

▽裏側にある奉納された日付を見ると、「天保六乙未歳十一月吉辰」とあります。

この年は火災で焼けたご社殿が再建された年(天保6年=1835)で、今からおよそ190年前です。もう二度と火災で被害を受けることが無いよう願いを込めて奉納されたのではないでしょうか。

▽サイフォンの原理で水を抜きます。ほぼ抜け切るまで30~40分くらいでしょうか。遠藤権禰宜に教わりました。ポンプも無しに勝手に水が抜けていくのはなんだか不思議です。

天水桶

 

▽作業後の天水桶内部。周りについていた苔や水草はほぼ取り除けました。暫くは水が濁っているかもしれませんが段々落ち着いてくるでしょう。

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今は中ほどまでしか水がありません雨が続けばまたいっぱいになるでしょう。興味がある方はご参拝の折に覗いてみてください。

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