投稿日:2023年11月2日(木)
私が14歳の頃、山口県の某カーディーラーで職場体験をさせていただきました。あれからちょうど10年。今度は私が教示する立場になろうとは・・・光陰矢の如し。感慨深いものであります。出仕の宇多です。
さて、去る10月19(木),20(金)の二日間に渡り、日大藤沢中学校より男子5名、女子3名が職場体験学習として、当社でご奉仕いただきました。
今回は一日目の様子を紹介します。
▽先ずは着付けからスタートです。浴衣は着たことがあっても、みんな白衣や袴は初めてです。地面に裾がついてしまったり、締め付けが弱くてズレてしまったり、お互い苦戦の連続です。
▽着付けが終わりましたので、祈祷殿にてお祓いを受け、全員で拝礼をしました。
▽竹ぼうきを使用しての境内清掃です。不慣れながらも一所懸命に挑んでくれました。
▽境内の案内の様子です。手水の方法を実践するほか、本殿周辺の精巧な木彫り等もを見学しました。古きと新しきが入り混じる当社に、みんな興味を示していました。
○休憩の後は授業です。白旗神社の年間の祭典や行事を説明し、先日奉納された湯立神楽についても紹介しました。中学生に対して分かりやすさを優先する上で、節々で語句を変換する必要が多々ありました。神社に奉仕する立場として失礼にならないよう、終始考えを巡らせて言葉選びを慎重にするだけでなく、授業の構成も工夫する必要があったため、神職として私も良い経験を得ることができました。
▽午後は大広間にて作業タイムです。予めカットしておいた紙垂の用紙を、地道に折ってもらいました。初めは皆、折る方向が分からず混乱してはいたものの、すぐに慣れた様子。8人も同時に折りましたので、目覚ましいスピードで大量の紙垂が完成しました。
▽別の作業もやってもらおうと提案しましたが、「まだ折りたいです!」と完全に夢中。やる気を断たせたくはないので、引き続き折ってもらいました。
○退社の時間が近づくと「明日もコレやりますよね?!」と迫られました。紙垂を折ることにここまで夢中になれる人がいるのか、と思わず笑みがこぼれました。
二日目に続きます。