投稿日:2017年12月23日(土)
今日は祝日「天皇誕生日」。古くは「天長節」(てんちょうせつ)と言っていました。今上陛下のお誕生日を奉祝する日であります。
祝祭日には国旗を掲げてお祝いしましょう!…権禰宜の遠藤です。
さて、皆様「天長節」の歌があるのをご存知でしょうか?
私は恥ずかしながら神職になるまでその存在を知りませんでした。
【天長節】 黒川真頼作歌・奥好義作曲
「今日の吉き日は 大君の
うまれたまひし 吉き日なり
今日の吉き日は みひかりの
さし出たまひし 吉き日なり
ひかり遍(あまね)き 君が代を
いはへ諸人 もろともに
めぐみ遍き君が代を
いはへ諸人 もろともに」
この歌は、明治26(1893)年8月12日に文部省告示第三号官報第3037号付録『祝日大祭日歌詞並楽譜』として公布されたものの一つで、小学校では毎年余所行きの服を着て奉祝の儀式に参列し、この唱歌を奉唱していたそうです。
ご年配の方の中にはこうした儀式の後に配られる紅白のお菓子を楽しみにしていた方もおられるのではないでしょうか。
今日は皇居にて三権の長や大臣を招いての祝宴や各国大公使を招いての茶会が開かれています。また、一般参賀も行われ、大勢の人々が二重橋に渡って皇居にお祝に訪れます。
▽以下、神道青年全国協議会発行の『祝祭日祭典唱歌譜』より。五線譜だけでなく、雅楽器用の譜面も掲載されています。