投稿日:2022年4月4日(月)
【続 神道百言30】
『神社・宗廟(そうびょう)ヲ崇敬シテ、祭祀スルニ時ヲ以テスルハ、遠キヲ追ツテ本ヲ忘レザル也』~山鹿素行・武家事紀~
(国民とし、わが国古来の神社や宗廟(伊勢神宮)を崇敬すること、また、これらのお祭りをする時節をあやまらないやうにすること、この二つが大切である。
~略~ 次に「祭祀するに時を以てする」とは、具体的には自己の神棚祭りについて、春夏秋冬のそれぞれに、春は祈念(五穀豊穣)の祈りと自分が元気に働けるやうに、秋は収穫の喜びを共にする祭りに明けくれすることである。
かうした春夏秋冬の祭をすることによつて、わが国の繁栄を今日にもたらした。その祈りと祭りとは、働く意欲とその感謝の実績を示したものである。生産活動のうちに、そして将来に向かつても生きる喜び、働く喜びを忘れないことが、わが国繁栄の基である。「遠きを追うて本を忘れず」とは、この意味である。)
今の繁栄は、先人たちの努力や犠牲の上に成り立っていることを忘れないようにしたいものです。宮司です。
さて4月の第一日曜日となりました3日、伊勢山公園の忠魂碑に対し奉り感謝の誠を捧げるべく、11回目となる慰霊祭を執り行いました。
この忠魂碑は、旧・高座郡(藤沢市・相模原市・綾瀬市・座間市・海老名市・茅ヶ崎市・大和市・寒川町)より出征された38柱の御霊が祀られており、市内各所にあったものを大正14年に当地に移設したものです。(移設後97年経過)
昭和2年には、約200名参列のもと盛大な慰霊祭が斎行され、その際に500本の桜が植えられたことから、以後サクラの名所として親しまれています。
本来であれば忠魂碑の前にお供え物を献じ、祝詞を奏上するところですが、前夜からの雨により中止となり、拝礼だけの神事となりました。
午前9時半頃から10時半頃にかけて、白旗神社氏子総代、神輿保存会、牛若会、横町山車囃子保存会、ハロー伊勢山公園愛護会の皆様を始め、地域の約40名の方々にお参りいただきました。
鈴木藤沢市長。
星野代議士。
市川県議。
石井市議。
その外、写真はありませんが、島村大参議院議員、松長県議、甘粕市議がお参りされました。また、三原じゅん子参議院議員より電報を頂きましたので、お供えさせていただきました。
愛する家族の為、地域の為、国の為に散華された護国の英霊に対し奉り感謝の誠を捧げると共に、世界の恒久平和への祈りを捧げました。
ご協力下さいました皆様、ありがとうございました。