投稿日:2025年2月24日(月)
【続神道百言62】
『吉凶は人により、日にあらず』~兼好・徒然草~
(暦は日読(ひよみ)だといふ。暦面には昔から、今日は吉の日、凶の日と定められてゐる。しかし、実際は人により違ひがあるやうに暦面の日取りによって人生が決まるのではない。その人の心の持ち方如何によって、吉凶は生まれてくるものだといへる。すべては「オミクジ」によって決定せられるものではない。
神は信仰によって上昇もし、下降もする。人生は信心次第、信心の仕方如何によって決まるのだといはれる。かうなると、信心とはその人の心がけ次第で上昇もし、下降もする。
世の中の生死、苦労に直面してきた兼好の悟りの一つがここにある。
自分の心は、神の心のうつしである。自分を磨くことは、神の心を自分のうちで磨くことであると考へ、この金言を通して「信仰とは何ぞや」と考へを深めて欲しい。)
神は人の敬いにより威を増し、人は神の徳により運を添う。(御成敗式目)宮司です。
去る2月18日の二の午に合わせて、氏子町内の相生町において相生稲荷神社の稲荷祭を執り行いました。
相生町では初午に愛知県の豊川稲荷にお札(神札)を受けに行かれる関係で、毎年二の午に合わせてお祭りが行われます。
お祭りには町内の役員さんと有志の方が参列下さり、小さなお社ながら盛大に行われました。
尚、毎年町内会員に配られていた油揚げは今年から希望者のみとなったそうです。
終了後、温かいお茶をいただいていたところ、「油揚げでおつまみを作ったから少し待って」、その後「豚汁を食べて行く?」「ごはん持って帰る?」と言われましたので、せっかく?なのでお昼ご飯を頂いて帰ることにしました。
美味しいお料理と楽しい会話で、思わず2時間ほど長居をしてしまいました。ご馳走様でした。
相生町の皆さんが仲良く平穏無事にお過ごしになりますように祈念申し上げます。おめでとうございました。