投稿日:2018年3月6日(火)
改めて、一期一会を大切にと思う宮司です。
さて、去る4日(日)藤澤浮世絵館で行われました田中徳定先生(駒澤大学文学部教授)講師による特別企画「藤沢と義経伝説」を聴講して参りました。
当日は大安の日曜日ということもあり40分程遅参致し、席に着いた時から終了まで当社のお話しだっただけに(弁慶公含む)前段を拝聴できなかったことが非常に悔やまれますが、吾妻鏡や古地図を解説しながらの講義は大変勉強になりました。
先生は『白旗明神(白旗神社)は偉大な力を持った神様。もっと宣伝したら良いと思う。』とおっしゃり、4万人が亡くなったという「安政(1858年)のコレラ」に関して荘厳寺(白旗神社別当)に残る資料をご紹介下さいました。
【白旗大明神八月中旬ヨリ九月二十八日迄、御仮屋下遷座昼夜信心、依其加護当宿格別之変病人モ無之候、右為後代記置者也、】
(8月中旬から9月28日迄、神様を神社から宿場の一画へお連れして昼も夜も祈祷(お願い)をした、そのご加護があり藤沢宿はコレラに罹った人が一人もいなかった、これを後の時代のために書き残しておくことにする)
講義後、浮世絵館の方のご配慮により先生とお話しさせていただき、再度ご講義下さるようにお願い致しましたので、神社主催の講演会の開催なども考えてみたいと思った次第です。
いずれに致しましても、浮世絵館での義経公に関わる行事は3月21日、4月8日にも開催されますので、多くの方々にご参加いただければと思います。