投稿日:2024年11月20日(水)
【暦で見る九星の運勢シリーズ】六白金星:12月(各自の九星についてはブログ中の表をご参照ください)「吉方…なし 前半は慌ただしさはありますが、後半より喜びごとが重なるので、弱音を吐かず粘り強く歩んで乗り切って。今までの地道な努力が実りそうなので、更なる努力を続けて良い年越しを」とのことです…権禰宜の遠藤です
さて、神社界唯一の業界紙であります『神社新報』令和6年11月4日号掲載のコラム「神宮だより」をご紹介致します。
【神宮だより~参拝者をお迎へするにあたって~】
「三連休最終日を迎へました。中日である十一月三日には、熱田神宮と伊勢の神宮を結ぶ伊勢路百六・八キロを駆け抜ける学生三大駅伝の全日本大学駅伝が開催されました。駅伝ファンの皆様も大勢参拝され、社頭は大いに賑はひ、秋の行楽シーズン真っ盛りです。
多くの参拝者をお迎へする立場ですので、参拝の環境を整へることはとても重要であります。ただ参拝者の中には、高齢の方や足の不自由な方も見え、とくに内宮は片道八百メートルの玉砂利の参道となってゐるため、いささか厳しい道のりであることは事実です。参道等の環境作りについては、景観や神域の尊厳保持の観点からバリアフリー化が難しい面もございます。
そこで、神宮では外宮・内宮の衛士見張所で電動車椅子の貸し出しをおこなっております。この電動車椅子は、お申し出いただければ、注意事項を伝達した上で無料貸し出しを致してをります。
貸し出しする電動車椅子は、慈善団体等から献納いただいた物を使用しています。手押しの車椅子では玉砂利や起伏のある参道を進むための腕力も必要です。崇敬者の皆様の「すべての参拝者に気持ちよく参拝していただきたい」といふ気持ちが多くの参拝を支へてゐます。
また、昨年に引き続き本日十一月四日には神宮を車椅子で参拝するといふ催しが開催されました。地元の高校生がボランティアを務め、早朝から参拝ルートの確認をする等、万全の態勢をとって臨んでりました。
神宮を訪れたことで、参拝者の皆様に人の心を想ふ気持ちが育まれ、神宮の「国安かれ、民安かれ」といふ祈りが、社会全体に広がれば、神宮に勤める者としてこの上ない幸せであます。
(総務部・上坂宜嗣)」