投稿日:2024年10月17日(木)
【暦で見る九星の運勢シリーズ】五黄土星:11月(各自の九星についてはブログ中の表をご参照ください)「吉方…南・南西・北東 手を出したくなりますがひかえて。何度も出来るからと、得意になって動き回ると躓く。勢いづいて外に変化を求めず、内側・内部の調整に心掛けて。諸事求め過ぎずほどほどに。」とのことです…権禰宜の遠藤です
さて、神社界唯一の業界紙であります『神社新報』令和6年9月23日号掲載のコラム「神宮だより」をご紹介致します。
【神宮だより~神宮美術館 特集展】
「令和五年度奉納 神宮式年遷宮奉賛美術品展」
当美術館には平成五年の開館より重要無形文化財保持者・日本藝術院会員・文化功労者・文化勲章受章者の方々より毎年作品を献納いただいてをり、現在は五百点を超える作品を収蔵してゐます。
令和五年度には染織・竹工芸・金工・絵画など八人より計十四点もの作品が献納されました。本展覧会では、新たに奉納していただいた作品を一堂に展示いたします。今回はその中から二点を紹介いたします。
藤塚松星≪網代編文筥「茜雲」≫
縦は一・五ミリの同じ幅の竹を赤褐色に、横材は五種類の異なる幅のひごを作り黒く染めてゐます。編む際にはひごを飛ばす本数を変へることで、本来の波網代編みでは現れない繊細な模様のグラデーションを表現してゐます。
作者は二十三歳の時自ら竹工芸の道に進み、工芸会での初受賞は四十三歳の時。それからは毎年のやうに受賞を重ね、令和五年に重要無形文化財保持者に認定されました。現在は後進の育成等精力的な活動を続けてゐます。
松原伸生
≪長板中形着尺「蔓草文」≫
長板中形とは、型紙と藍を用ゐておこなふ染色技法の一つです。両面に防染糊を置くことにより白と藍色え染め抜かれた模様がくっきりと表現されるのが大きな特徴です。
作者は重要無形文化財「長板中形」保持者の故・松原定吉を祖父に持ち、幼い頃からその技法を受け継ぎ、多くの作品を制作し、令和五年重要無形文化財保持者に認定されました。
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「令和五年度奉納 神宮式年遷宮奉賛美術品展」は十二月二十四日(火)まで開催の予定です。新たに収蔵された数々の名品をぜひ御覧下さい。」