投稿日:2024年4月8日(月)
去る4月2日から6日までの5日間、明治神宮の至誠館に於いて開催された「浦安の舞」講習会に参加してまいりました、出仕の本山です。
神社音楽協会の先崎徑子(せんざきみちこ)会長と4人の講師のもと、60名ほどの神職、巫女他が日本中から集まりました。若い方が多いかと思いましたが様々な年齢の方がいますし、男性もいました。
「浦安の舞」は昭和15年、皇紀2600年を奉祝する行事の一つとして多忠朝(おおのただとも)が創作し、以降全国の神社で神前神楽舞として奉納されている舞です。
1933年(昭和8年)の昭和天皇御製
- 天地(あめつち)の神にぞ祈る朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を
が神楽の歌詞となっており、平和を祈る神楽舞となっています。
私は二年前以来の二度目の講習会でした。
白旗神社では例祭と結婚式の時舞いますが、一度の講習ではわからないところがたくさんあってまた講習会に参加したいとずっと思っておりました。二年前は振りを覚えるのに必死で、我ながら体操のようで・・・。振りを覚えた先にある世界に進まなければなりません。
手をしっかりのばす、肘を曲げない、檜扇や舞鈴の先を手の先と捉えて丁寧に...。
「まあるく、まあるく!」と講師の檄が飛びます。神様の御前て平和を祈る舞なのです。美しく優雅であることを目指す舞ではありません。そしてイチ、ニ、イチ、ニと動くわけでもなく、微妙な体重移動が重要で。
本当に難しい~!4日目の後半になって、ある部分が相当間違っていることが分かって、もうほんとに泣きたくなってきましたが、講師にマンツーマン指導をしてもらい、上手な方を捕まえてはご指導いただいたりしました。本当にお世話になりました。
実は講習終わって2日後の朝、目が覚めた時に、この私にとって難解な部分が、こうしてこうして、こうだ!って急にはっきりしてきたのです。脳って不思議ですよねぇ。
それから徐々に深刻な痛みになりつつあった五十肩が、この舞の講習で、治りました。頑張った甲斐がありましたね。
例祭で子供達に浦安の舞を舞ってほしいという宮司の夢を叶えるべく、これからも研鑽を積んでいきたいです。
東京は桜が満開でした。