投稿日:2025年4月14日(月)
雨あがりの気持ちの良い朝です。権禰宜の本山です。
去る4月2日から6日までの5日間、明治神宮の至誠館に於いて開催された「浦安の舞」講習会に参加してまいりました。残念ながら途中を体調を崩してしまい1日お休みしてしまったのですが、最終日には復活できました。
▽こちらは明治神宮の鳥居です。
神社音楽協会の先﨑徑子(せんざきみちこ)会長と4人の講師のもと、44名の神職、巫女他が北は北海道、南は高知県・山口県から集まりました。20歳くらいから70歳くらいまででしょうか。
「浦安の舞」は昭和15年、皇紀2600年を奉祝する国家行事の一つとして多忠朝(おおのただとも)氏が創作し、以降全国の神社で神前神楽舞として奉納されている舞です。
1933年(昭和8年)の昭和天皇御製
- 天地(あめつち)の神にぞ祈る朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を
が神楽の歌詞となっており、平和を祈る神楽舞となっています。扇舞と鈴舞を続けて舞うのが正式ですが、諸々の事情から白旗神社では鈴舞のみ奉納しています。
三度目の受講で振りは覚えたので、理解を深めること、より細部をブラッシュアップしていくことを目標にしていました。
手首の角度、手の上げ具合、体重移動のタイミングなど想像以上に細かくて、手の位置がちょっと違うだけでも「全然違う」「そんな形はない」という厳しい指示がきます。
特に「鈴や扇の先」の扱いについてはとっても厳しいです。そこは「手の指先」と同じであり、決して雑に扱ってはならない。平和を祈る舞であるからという事を何度もおっしゃっていました。
浦安の舞講習会は4月2日から6日と曜日に関係なく日程が決まっており、参宮橋駅からの途中にあるこの桜を眺めるのが楽しみです。
桜の季節はそろそろ終わり、藤の房が日ごとに伸びています。
▽今日のフジ(令和7年4月12日)