投稿日:2025年5月22日(木)
去る5月12日(月)神奈川県神社庁相模中央支部主催の衣紋(えもん)研修会に、きたおか出仕と二人で参加してまいりました。権禰宜の本山です。
白旗神社は相模湘南支部に属しているのでお隣の支部の研修会です。会場は座間市に鎮座の鈴鹿明神社でした。講師は笠のぎ稲荷神社宮司の小野和伸先生です。
正式参拝の後、午前中は実技「基礎作法」です。
祭式基礎作法は何度も繰り返し教えていただき、癖を修正する良き機会です。私も扇の扱い方がおかしなことになっていることに気が付きました。座礼、立礼を丁寧に確認して少々時間オーバーして午前中終了。
午後はいよいよ衣紋研修です。神社ではお祭りごとに何を着るのか決まりがあります。大切なお祭りにはふさわしい装束があるのですね。白旗神社では夏の例祭の時に男性神職が着用することになります「衣冠」の着装を教えていただきました。
まずは三人組となりまして、一人は着付けられる人「お方(おかた)」、二人が着付けをする「衣紋者(えもんじゃ)」となります。衣紋者には「前衣紋者」と「後ろ衣紋者」になり、お方さまの前後から着付けをします。
とても一度で習得できそうにない上に「かかえひも」という細めの帯一本でぎゅうっと締めなければならずかなり力も必要です。初心者の私が「前衣紋者」になり、経験者の二人がお方様と後ろ衣紋者。お二人の力を借りつつなんとか着装できました!
また、この研修は、「男性神職が一人で衣冠を着装できること」も目標にしていたので次は男性たちは一人で。きたおかさんと私は、いつか白旗神社の男性神職たちの衣紋者になれるように二人で練習です。
「お方さま」モデルに付き合ってくださった貴重な宮司さんのおかげで私ときたおかさんで前衣紋者、後衣紋者をそれぞれにお勉強できました。(限られた時間内に私たち二人に経験を積ませるために袴は略しております。)
お腹のあたりがこれではだめなんですが、どうにも力が足りなくて。
男性だけでなく、女子神職の装束である「正服」着装も同時進行でご指導してくださっており、寒川神社の千蔵権禰宜が習得されていました。私も次の機会があれば着てみたいです。
大いに盛り上がって、午後もだいぶ時間を押してしまうほどでしたが。終始楽しい研修でした。
終了後に小野先生を囲んでの懇親会もありこちらも大変楽しい宴でした。ありがとうございました。