投稿日:2023年3月15日(水)
【暦で見る九星の運勢シリーズ】七赤金星:4月(各自の九星についてはブログ末尾の表をご参照ください)「吉方…南・北 ここちよい気を受けてほっとしますが、油断しないように。動けるからといって調子に乗ってあれもこれもと手を出すとすべてが中途半端になりやすい。何事も八分目位の目標が吉」とのことです…権禰宜の遠藤です。
さて、神社界唯一の業界紙であります神社新報令和5年2月27日号掲載のコラム「神宮だより」をご紹介致します。
神宮の美しい神域が多くの人たちの努力によって支えられていることがよくわかりますね。
【神宮だより~神域内の風致維持について~】
「まもなく三月を迎へますが、春らしい陽気な日が増えてまゐりました。本年は年始より多くの方々に御参拝いただき、参道はコロナ禍以前のやうな賑はひが戻ってまゐりました。参拝に訪れる方々から内宮の神域内に入るといつも清々しい気持ちになると伺ふと、こちらもうれしく思ひます。
宇治橋を渡ると奥に聳える神路山、島路山の麓に広がるやうに美しく整備された神苑が目に入ります。その情景はどこかなつかしさを漂せてをり、慌ただしい日々の生活とはかけ離れた世界に引き込まれるやうに感じます。
この情景を守るためにお務めしてゐる部署があります。営繕部管理課といふ部署で、配属されてゐるのは内宮・外神宮宮合はせて約二十人です。
主な業務は苑地や庭園及び参道の風致維持や保護設営、神域内の清掃に関することを担ってゐます。風致維持や保護設営に関して神苑の木々の剪定、芝の管理、段差の修繕、参道の玉砂利の整備や補充、また参道に砂埃が舞はないやう毎朝散水車で水まきをおこなふなどしてゐます。
また、神域内の清掃に関しては、参道をはじめトイレなどの施設の清掃も実施。とくに参道の清掃では竹箒を使用しますが、この竹箒は既製品でなく玉砂利が必要以上に飛ばないやう自身で調製したものを使用してゐます。大自然を相手にしてゐるため落ち葉の季節や大雨の後はたいへんですが、殊に台風一過の際には皆様に安心して御参拝いただけるやう速やかな清掃を心掛けてます。
御参拝の折には神苑にて少し足を止めて、周りの情景を楽しんでいただければ幸ひに存じます。」
※風致=自然の風景などのもつおもむき。味わい。風趣。雅致。「―を害する」