投稿日:2025年3月3日(月)
本日、3月3日は桃の節句、ひな祭りの日です。白旗神社では特別な祭典はありませんが、神社によっては立派な雛人形を展示したり趣向を凝らしたイベントを行っている所もあるようですね……権禰宜の牧野です。
さて、去る2月25日(火)より3月1日(日)にかけて明治神宮内の明治神宮会館にて開催された≪一都七県神社庁連合会 第70回 中堅神職研修(乙)≫に参加させていただきました。
本研修は「東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・茨木・栃木・山梨」の一都七県の神社庁が合同で主催し、今後の神社界の中心を担う中堅どころの神職を対象としたものです。
参加者は神社職員だけでなく、既に宮司や禰宜として神社を運営する立場で御奉仕をされている方、会社員など別の職業を兼業されている方など下は20代から上は60代まで立場も経験もそれぞれ異なる全42名が参加しました。
研修は4泊5日、朝6時起床、6時半から国旗掲揚、禊(みそぎ)、本殿において朝拝を行い、午前9時から午後5時までの講義、本殿において夕拝、国旗降納とびっしりのスケジュールでした。
禊は夏でも冬でも冷たい水で心身を清めます。水を浴びる前と入った後には船を漕ぐような動きの「鳥船行事」などでしっかり体を動かして温めますが、それでも早朝の大変な寒さの中で体調を崩さないよう研修生一同、特に気合を入れて頑張りました。
また講義の中では、東日本の大震災を実例にした災害と神社の関わりや、神事に欠かせない麻の栽培・利用に関するお話など神社を取り巻く様々な問題が取り上げられました。
中堅神職研修は今回のような各地方ごとに行われる研修を2回受けた後、伊勢の神宮において全国の神職と合同で2回、計4回がセットになっています。
まだまだ先は長いですが、まずは今回の研修で得たことを日頃の社務に活かせるよう務めてまいります。