投稿日:2024年9月12日(木)
まだまだ残暑が厳しいですね。権禰宜の牧野です。
さて、去る9月3日(火)に横浜の伊勢山皇大神宮にて行われた雅楽研修会(初級編)に参加してまいりました。こちらは県内の若手神職の団体、神奈川県神道青年会の主催によるもので、神職の素養の一つ、「雅楽(ががく)」の技術向上を目的として開催されました。
「雅楽」は日本の伝統音楽であり、歌や舞、「雅楽器」と言われる特有の楽器による演奏から成ります。「雅楽器」には琵琶のような弦楽器や太鼓などの打楽器もありますが、今回は「鳳笙(ほうしょう)」「篳篥(ひちりき)」「竜笛(りゅうてき)」の管楽器三管、そして「豊栄の舞」の歌を練習しました。
▽最初は雅楽の基礎知識として楽器の特徴や拍子の取り方、楽譜の読み方を教わりました。その後は「ドレミファソラシド」ではなく雅楽特有の音階で「チラ~ロ~♪」と歌って曲を練習しました。いきなり楽器の演奏から入るのではなく、歌で音程や曲の流れを把握するのが大切だそうでしっかり練習しました。
当社では宮司と遠藤権禰宜が竜笛や神楽笛などを各祭典で奏楽していますが、私は学生時代から今に至るまで楽器を触ったこともありませんでした。何度かやってみようと思ったこともありますが時間もお金も掛かるという事で長く尻込みしていたところ、今回は初級編、それも青年会員同士の気安い講習という事で参加させて頂きました。
楽器の練習では「竜笛」を触ってみましたが音を出すのがまず難しい!雅楽は一朝一夕でならず、何年何十年とかけて習熟していくもの、という事で果てしない道のりを感じました。