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社報『ささりんどう』第13号(平成20年)より~氏子総代による義経藤と弁慶藤の剪定奉仕~

投稿日:2025年5月6日(火)


昨日の「こどもの日を祝う牛若まつり」は天候にも恵まれ、たくさんの子どもたちで大賑わいの一日となりました。神輿体験やお囃子の演奏もあり、子供から大人まで多くの方に楽しんで頂けたのではないでしょうか・・・権禰宜の牧野です。

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さて、今年も立派に咲き誇り多くの方の目を楽しませてくれました、「義経藤」「弁慶藤」に関する平成20年の社報記事を御紹介します。毎年美しい花が楽しめるのも多くの先人の努力と苦労あってこそ……感謝申し上げます。

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氏子総代による義経藤と弁慶藤の剪定奉仕

氏子総代 髙野靖之

毎年恒例となった氏子総代による境内の藤の剪定奉仕を十二月十五日に実施した。

当日は、参加した誰の行いが良かったのか、晴天に恵まれ、十二月とは思えない暖かい中での作業であり、社務所前にある義経藤と境内奥にある弁慶藤を、銘々が花咲かじいさんになって剪定作業を進めた。

この藤は、ささりんどう創刊号にも書かれているが、白旗神社復興の各事業に率先奉賛活動に至誠を尽され、事業完成に至りしめた功労者である小室一郎氏が、二十三年前に浦和市の青葉園にある天然記念物の藤の枝を譲り受けて接ぎ木したものであり、

五月初旬には義経藤は端正な白、弁慶藤は通称『三尺藤』とよばれ、花房が一メートル近くにもなるのが自慢で、薄紫色の花を房状に幾重にも咲かせて毎年参拝者の心を和ませている。

さて、剪定作業は、過去の実績より枝の根元から二芽、三芽残したところで剪定していくのだが、とにかく棚の上に生い茂った蔓を切り落としていくのが厄介であり、棚の端から踏み台に上がって切り落としては、少し移動して、また踏み台に上がって切り落とすの繰返しで、中には硬く、立派に育った枝や蔓もあり、皆が汗だくになって上を見上げて作業をしていた。

開始から二時間半掛かって弁慶藤の剪定が一段落し、続いて義経藤の剪定に移ったが、義経藤の棚は弁慶藤よりも背が高く、枝や蔓も硬いため、脚立での作業となり、昼食を挟んで、全て剪定し終わったのは午後二時を過ぎる頃でした。

終わる頃には、手の握力は無くなり、首、肩、腰が痛くなりましたが、きれいに剪定された藤棚を見て、やり遂げた満足感と来年にどれだけきれいな花を咲かすかを楽しみに、年末恒例の剪定奉仕を終えました。

江戸川柳「春夏を ふらふらまたぐ 藤の花」とありますように、おかげさまで、写真のとおり白旗こどもの日まつりで泳ぐ鯉のぼりに負けじと例年にない素晴らしい花を咲かせることができました。

 


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
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