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「布まねき」をご奉納いただきました

投稿日:2020年7月30日(木)


【暦で見る九星の運勢シリーズ】九紫火星:8月(各自の九星についてはブログ末尾の表をご参照ください)「吉方…北西 足活力のある月になりそうです。物事に対して興味がわき試してみたくなりますが慎重に。なんでも出来るからと気が大きくなるとケガをする。諸事八分目位を目標にして二分の余裕を」とのことです…権禰宜の遠藤です。

さて、ここ数日のうちにお詣りされた方にはお気づきの事と存じますが、先日鳶頭の渡邊さんに「布まねき」をご奉納いただき、それを手水舎に掛けております。

布まねき

「布まねき」と言われてもピンと来ない方も多い事かと思いますので、伊勢原市の案内看板から文面を拝借してご説明をしたいと思います。

『布まねき』とは?
「大山詣り」の最盛期である夏になると、宿坊の門前に「東京大山石尊講」など大山阿夫利神社を信仰する団体(講社)名が書かれた“名入れ手拭い”のような布が多く吊り下げられます。これは『布まねき』といい、“この宿坊を常宿としている”ことを表しているものです。また、木板に書かれて宿坊や茶屋の軒先に飾られているものを「板まねき」、宿坊や神社境内の石柱に書かれたものを「玉垣」といい、同様の意味を持っています。この『布まねき』は、本来団体(講社)自らが制作し、滞在中の宿坊の軒先などに吊るしたものですが、現在はこの『布まねき』を活用した大山の風物詩として、お客様を歓迎する・お客様を招き入れる「おもてなし」の意味で、大山や市内各所に掲げられています。

というように、本来講の仲間内に滞在先を知らせる目的で宿の軒先などに掛けられていたものだそうで、現在ではお客さんに対するおもてなしの意味合いで掛けられていることが多いそうです。

▽渡邊さんは一本の手拭を半分に切って、それで布まねきを作成されたそうです。まねき用に100本の手拭を作成したので、かなり手間と費用がかかっています。

布まねき 布まねき

本来は大山詣で多く用いられた布まねきですが、浮世絵などを見ると宿場の旅籠などにも掛けられていたようです。

浮世絵

初代歌川広重「東海道五十三次之内 藤沢(蔦屋版)」

これがあるだけで夏の宿場町の雰囲気を醸し出してくれますね。お詣りの際には是非ご覧ください。

厄年表R2


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