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【初午祭】善行神社・白旗横町

投稿日:2019年2月2日(土)


【神道百言⑬】

『天地(あめつち)の中にみちたる草木まで 神のすがたと見つつ恐れよ』~卜部兼邦・兼邦百首歌抄~

(天地のうちに自然に生育してゐる草木に至るまで、すべては産霊(むすび)の神のお働きにより、そこに生命を受けて存在し得てゐるのである。自然の妙巧、それ自体が、神の姿そのものだと見てよい。そのものを神と見るとき、自然物たる草木さへ奇しくも尊いものと見られるべきであらう。

又自然の姿そのものが人間の姿、心に対し、何らかの教訓を垂れてゐるとさへ見られる。人間は自然から教へられることが多い。そこに自然に対する敬愛と慎みがある。自然に対する慎しみ、それが教訓としては、恐しこみの心を与へることになる。自然と人生との触れ合ひ、そこに親しみと畏敬とがある。)

日本には八百万(やおよろず)の神がいらっしゃいます。「おむすび」にも産霊(むすび)の神が。「おにぎり」では産まれません。(機械が作るものはおにぎりで構わないと思いますが・・)人が握るものは「おむすび」と呼ぼう!の会 会長(自称)の宮司です。

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さて、去る2月1日は毎年曜日に関係なく午前9時から善行神社の稲荷祭と決まっており、奉仕させていただきました。

善行神社は、八坂神社と稲荷神社を合祀(合併)して善行神社となりましたので、それぞれのお祭りがあることで、その名残を残しています。

当日は稲荷祭の後、世話人会(総代会)の総会が行われ、決算・予算・年間行事などが審議されます。

今年は農協の行事と重なったようで、いつもの半分の10数名の方の参列でしたが、皆さん氏子区域の平穏安泰・五穀豊穣を祈念されました。

帰社後、徒歩にて白旗横町町内会館2階に鎮座されます福壽稲荷神社の初午祭の奉仕に伺いました。

町内会館がある場所は、その昔、大水が出ると色々な物が流れ着いてしまう場所であったため活用する人がおらず、町内会館が建ったと聞いています。そういう事情から、神様が水没しないようにと2階に鎮座されているとのことです。(白旗川の改修工事が行われた後から、水が溢れたことは無いと思います)

終了後、会館で直会。ここ数年は初午の日に行われておりましたので、『私も久しぶりにお伺いしまして、直会にも出ることが出来ました。』とお話ししましたら、『それもあって、希望時間に出来るように日をずらしました。』とのことでした。(本年の初午は2日)

尚、カメラを忘れたため、白旗横町総代の森さんに撮影していただきました。ありがとうございました。

 

お稲荷さんはイネ・ナルの農耕の神様でありましたが、霊験あらたかであることから江戸の商人が奉斎し、それを見た庶民の間で「お稲荷さんがある店は商売繁盛している」ということで、いつしか商売の神様として祀られることになりました。

いずれに致しましても、祀る心・信じる心から生まれる清い心の輪が広がることで、地域の平穏無事の礎が築かれているのだと感じる稲荷祭の1日でございました。おめでとうございました。

 


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
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