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神話の絵本「幸せの国の幸せの子供の話~日本神話~」22

投稿日:2017年6月21日(水)


今日の湘南地方は大雨です。権禰宜の新久田です。

さて、平成21年に出雲井晶(いずもいあき)氏が監修し、教育の拠り所策定委員会が企画・発行した「幸せの国の幸せの子供の話~日本神話~」をご紹介します。
この本は、「日本青年会議所内の理想国家「日本」創造グループ教育の拠り所策定委員会が「JC版教育システム親楽推進プロジェクト」を策定し、「神話の絵本の読み聞かせ」というプログラムを提案したものを具現化したものです。」(「あとがき」より)
巻末にはそれぞれのお話の解説も掲載され、子供に対するどのような教えが込められているかも述べられています。
今でもAmazonなどで販売されていますので、ご興味がおありの方は是非お手に取ってみてください。
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今回は、強烈な父性により鍛えられている大国主様のお話です。

「【大国主様の勇気】

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須佐之男様は、

大国主様を

今度は野原に連れ出し、

弓で矢を思いっ切り

ピューン

と飛ばしました。

「飛んで行った矢を拾って来い」

大国主様は、

草がぼうぼう生えている中を

一生懸命さがしました。

その時、

パチパチ

音がしました。

大変!

周りの草が燃えています。

メラメラメラ ボゥ~

一瞬の内に火に囲まれました。

「ああ、どっちに逃げよう」

足元から声がします。

「内はほらほら、外はすぶすぶ」

鼠が何かを教えてくれています。

「そうか!えい!」

ドスン!

大国主様は

足の下の洞窟に

落ちて助かりました。

矢も、鼠が見つけて

持って来てくれました。

 

【解説】

強烈な父性で大国主様を鍛える須佐之男様は、親戚の怖いおじさにゃ厳しかった祖父を思い出させます。

生きていると様々な困難に出合います。自分ひとりの力ではどうにもできないことも出てきます。

しかし、自分を助けてくれる人の助言に耳を傾け、あきらめず、協力して解決していけば良いということ、

また、優しい大国主様だからこそ周りの人も手を差し伸べるのだということが語られています。


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