投稿日:2020年1月1日(水)
新年明けましておめでとうございます。先ず以て謹んで聖寿の万歳とご皇室の弥栄を言祝ぎ奉り、国家国民の隆昌と氏子崇敬者皆様のご多幸を衷心より祈念申し上げます。
令和2年 皇紀2.680年(初代 神武天皇が即位されてより) 西暦2.020年 昭和から数えて95年 恵方は西南西の新しき年、氏子崇敬者皆様には新しい年を清々しくお迎えの事と存じます。
【十干は幹 十二支は枝】
干(かん)と支(し)が揃って干支(えと)。本年は十干が庚(かのえ)、十二支が子(ね)です。
陽明学者 安岡正篤氏の「干支の活学」によれば、
庚には3つの意味があり、
白虎通義(漢の時代の儒教経典の解釈)によると『庚(こう)は物(もの)更(あらたまる)なり』とあり、更新を意味するとのことです。
また第2は継承・継続。第3に償うの意味があるとのこと。五行は金(色は白)。
子は、説文解字(西暦100年に成立した最古の部首別漢字辞典)によると『子は陽気動き万物滋る』とあり茂る(増える)の意味があり、五行は水(色は黒)となります。
総じて、前年からのことを引き継ぎ、悪しき事は償い更新(進化)することが必要でしょう。
当社では前年から行っている『奉祝 令和御大典・源義経公没後830年記念事業』が引き続き行われ、3月頃からは銅像前に流れの新設・境内夜間照明の設置を予定しており、本年秋に完遂の予定でおりますので、今一度確認(進化)をしたいと考えております。
【大難は小難に 小難は無難に】
どれだけ時代が進んでも新しい年の初めに、「一年を平穏に過ごしたい」、「幸せでありたい」と願うのは世の常です。
そして、上記のような予想や厄年などの謂われは『転ばぬ先の杖』となり、事前に知っていることで何かしらの対策が出来るというものです。
当社の御祭神 寒川比古命は『唯一 八方除守護神』として古来よりあらゆる災い除けの神様として崇敬されております。
新しい年の新しい月の新しい始まりに、八方除の御利益を頂かれまして輝かしい一年となりますように祈念申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
令和2年元旦 白旗神社 宮司 鈴木大次