投稿日:2020年2月22日(土)
今日は南風が強く吹いていますね。春一番が発表されるかもしれません…権禰宜の遠藤です。
さて、去る2月19日(水)午後1時より、横浜市磯子区にある神奈川県神社庁にて開催された神社実務研修会に参加して参りましたのでご紹介致します。
この研修会は「SDGs~世界を変へるための17の目標~」と題し、国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)について、神社界での周知と実践の契機とするべく開催されました。
県内神職・氏子総代併せて33名が参加され、あまり耳なじみのないこの言葉とともに、世の中でどういった事が起こっているのかを勉強させていただきました。
第1部として「SDGs達成に向けた神奈川県の施策~SDGsがつなぐ神社と世界~」と題して、神奈川県政策局SDGs推進課SDGs推進グループ副主幹 清木信宏先生にご講義いただきました。
SDGs先進県として神奈川県の行っている取り組みとその枠組み、神社や企業、そして個人がそれをいかに活用していくかをお話しいただきました。
第2部は「神職だからできるSDGs~環境保全と地域振興の取り組みから~」と題して、第二のふるさと創生協会事務局長 東京都・瀬田玉川神社禰宜 髙橋知明先生にご講義いただきました。
髙橋先生が以前から取り組んでおられる活動を具体例として、神社とSDGsの取り組みの親和性の高さをお示しいただきました。
SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。
このサミットでは、2015年から2030年までの長期的な開発の指針として、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。この文書の中核を成す「持続可能な開発目標」をSDGsと呼んでいるのです。
▽17の目標をそれぞれ表すアイコンが作られています
両先生ともに仰っておられましたが、神社の日常的な活動がそのままSDGsの各目標への取り組みになっているようなところも多々あります。
こうした世の中に広く認知されるようなアイコンなどを活用して、地域社会に於て神社が果たしている役割を認識して頂けるように教化・広報活動を展開していければと考えております。