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神宮大麻頒布始奉告祭

投稿日:2020年11月11日(水)


【神道百言95】

『日の本に生れ出でにし益人は 神より出でて神に入るなり』~中西直方・死道百首~

(神道は神より出でて、神に帰一する道である。別言すれば、氏神の御許(みもと)に生をうけたものは、やがて死すれば、氏神の御許に帰つていく。

~略~ 歌の意味は「この日本の国に生をうけた人々は、その生命・魂を親・祖先の神から受けたものであり、死んでからの行く先も親・祖先の所に帰る以外にない」ことを教へたものである。)

神道のお葬式のことを「神葬祭」(しんそうさい)と云います。お葬式ですが「祭」となるのは、故人が神様になるからです。故人は、その家の最強の守り神様となります。宮司です。

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さて去る5日(木・仏滅)、神奈川県神社庁 相模湘南支部主催によります「神宮大麻頒布始奉告祭」が執行され参列致しました。

相模湘南支部は、藤沢市・茅ヶ崎市・高座郡寒川町の2市1町で構成され、管内には93の神社が所属しており、このお祭りの後、新しい神宮大麻が管内神社に届けられます。

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神宮とは伊勢の神宮のことを云い、大麻(たいま)はお札のことです。

伊勢の神宮は日本の総氏神様(太陽神)であることから、全国の神社でお札を頒布(はんぷ)しております。

神宮大麻は1体1体神宮の職員により手作りで奉製されており、お札の中には伊勢の神宮でお祓いされた、麻が巻かれた串が入っているそうです。

地域によっては、親しみを込めて昔の呼び名である「お祓いさん」と呼んでいる地域もあるようです。

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お札は、神棚を掃除して12月13日から12月28日までに新しいものに取り換えて新年を迎えるのが正式です。

12月29日は「二重苦」、12月31日は「一夜飾り」として忌み嫌われるため注意が必要です。

来年は良い年に、という願いは皆さん同じことでしょう。

日本一の神様である伊勢神宮のお札「神宮大麻」をお祀りして、平穏な一年をお過ごし下さい。


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
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