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東仲之町・高廣稲荷 初午祭

投稿日:2021年2月12日(金)


【続 神道百言2】

『鏡は・・・・・正直の本源なり。玉は・・・・・慈悲の本源なり。劔は・・・・・知恵の本源なり。此の三徳を合せ受けずしては、天下の治まらんこと誠に難(かた)かるべし』~神皇正統記~

(神皇の正統とは何を以て定めるか。それは天照大神親授の三種神器を継承し、これを護持するか否やによつて定まる。これを受けつぎ護持するものが正位の天皇である。正位とは天照大神の正しい座位(くらい)に即くことであり、大神の精神を正しく受けつぐことである。

ここにいふ鏡は、天照大神が皇孫ニニギノミコトに親授された八咫鏡(やたのかがみ)で、「この鏡を視ること、猶吾を視るが如くせよ」と仰せられたお言葉通り、常に大神に相対する如く、少しも恥づかしくない自分であることを確認し実行し得ることが第一に要請される。

~略~

玉は八尺瓊の勾玉(やさかにのまがたま)で、その形は「柔和・善順を徳とする」が故に、これを「慈悲の本源」と仰ぐのである。劔は草薙劔(くさなぎのつるぎ)で、「剛利決断を徳とする」が故に確固たる決断力こそ智恵の本源としたのである。天皇が三種神器を継承されるのは、この三つの精神を常に心に体し、これを実行するためであつて、かくてこそ天皇の大御心が神心として仰がれるのである。

国民も亦、天皇を国家・国民統合の象徴として仰ぐのも、この大御心を模範とするからに外ならない。天皇の大御心を頂くことをモットーとしてゐる神職・総代としては、この三つの正直の心、慈悲の心、正しい判断力を持つことこそ、処世日常の信念として、必要だといはねばならぬ。)

令和元年の初日となる5月1日に行われました『剣璽等承継の儀』(けんじとうしょうけいのぎ)や剣璽動座があったことで、ご存知の方も多い事と思います。一方、電化製品の三種の神器といえば、昭和20年代には白黒テレビ・冷蔵庫・洗濯機、昭和30年代にはカラーテレビ・クーラー・自動車、平成に入りデジタルカメラ・DVDレコーダー・薄型テレビ、とのようです。これからはパソコンや自動運転の車、少し先には空飛ぶ車などになるのでしょうか・・・時代は変われど日本の根幹である皇室、皇統を大切にしたいものです。宮司です。

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さて2月の第一日曜日の7日、午前10時より、東仲之町の総代をお務めいただいております廣瀬様邸内に鎮座されます、町内会の白笹稲荷(上記写真左)と廣瀬家の高廣稲荷(同右)の初午祭の奉仕に伺いました。

例年町内会から7名程度の参列がありますが、本年はコロナ禍の関係で4名の参列となりました。

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高廣稲荷には歴史的価値のありそうな灯篭や鏡、ご神像などなどが多数あり、不思議な緊張感を味わいながらご奉仕させていただきました。

祭典前後には久しぶりにお顔を拝見した方々と色々な話をさせていただきましたが、結論は健康第一、歳は取りたくない、となりました。(笑)

いずれに致しましても、神様のお力をいただかれましてご健勝でありますよう祈念申し上げます。


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
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