投稿日:2022年8月8日(月)
【続 神道百言33】
『其神霊目にも見えず、手にもとられず、無声無臭なりといへども、祭る処の誠に依て感格して享くるなり』~跡部良顕・神道生死之説~
(この命題は「神とは何ぞや」である。神あるいは神霊といふとも、それは眼に見えるものではない。また手に取ることも出来ない。声を聞かうとしても声で示されない。臭いはどうかと思つてもかげるものではない。さうした影も形もないものを、どうして掴まへることが出来るか。その方法は唯一である。
神を祭る際、自分の真心に感応して来るものがある。自分が一心不乱に神に祈つてをれば、何か知らないが、自分の心に応じて感じて来るものがある。それは真心を以つて人に接し、人を説けば、相手がその真心に応じてくれるのと同じである。
それをここでは「生死の説」として説いてゐが、祖先を祭るにしても、一所懸命に真心で祭りをする。
これ以上の誠はないぐらいにまでやれば、これで神さまも充分に満足して下さる。それ位の真剣さがここでは要求されてゐる。)
神職が真心を表す方法の一つに祭式(さいしき)があります。所謂作法のことです。右足から進むのか、右手が上なのかなど、一挙主一投足すべてに決まりがあります。どれだけ神道に関する知識があっても、作法が出来ないと神職として認められませんので、日々鍛錬しております。宮司です。
さて、去る5日(金)午前10時より、藤沢商工会館ミナパーク6階におきまして、藤沢市氏子総代会評議員会が開催されました。
藤沢市氏子総代会は、市内48の神社で構成されており、評議員会は各社代表1名と宮司で構成されており、会の最高決定機関であります。
藤沢市氏子総代会の会長は当社の廣瀬役員で、神奈川県氏子総代会連合会の副会長もお務めいただいております。
議事は、昨年度の会務報告・決算報告・予算審議、役員改選(任期3年)、研修旅行などで、全て原案通り承認されました。
尚、総会は10月3日(月)10時から、湘南鎌倉クリスタルホテルで行う予定となっております。
コロナ禍で神社の護持・運営は困難が多く、関係者は苦労が多い事と存じますが、村の鎮守様こそ信仰の根幹ですので、お力添えを宜しくお願い致します。