投稿日:2020年9月26日(土)
【神道百言85】
『産土(うぶすな)の産土たるを知るときは 人の人たる道に違(たが)はじ』~本田親徳・産土百首~
(「産土」が「産す根」(うぶすね)であつて、大地を生み、大地を形成し、国となり、郷土となり、私共を生かしてくれてゐる。大地にも生命があると知つた人は、この大地の自然の大生命の奇しびなる道理をそのうちに見出し、人は人としての道理に立つて、生活する術を知ることであらう。)
今住んでいる所の神様が氏神様(うじがみさま)であり、自身が生まれたときに住んでいた神様が産土の神様です。産土神は、生まれる前から死んだ後もあなたを守護してくれる神様と謂われます。帰省の際にはお墓参りはもちろん、産土の神社にもお参りされるのが最強の開運ポイントになります。宮司です。
さて新設工事を進めております御祓川(みそぎがわ)(残すは来春、竹垣を設置して完了)内に、半世紀ほど前に境内にありました白旗弁財天社(古い方は弁天様と呼び、その池でザリガニ釣りをしていたとのこと)を移設し、神様を勧請するお祭りを執り行いました。
弁財天といえば、藤沢市域の方々にはお馴染みの日本三大弁財天の1つである江島神社(ほか滋賀県 竹生島神社と広島県 厳島神社)や鎌倉の銭洗弁財天でご承知のことと思いますが、音楽の神・芸能の神・福徳財運の神と謂われます。
9月23日にお祭りを行いましたので、例祭日は同日ということになります。
扉が紛失しておりましたので、神社にある材料を使って㈱勝栄土建の河合さんが目隠しを作って下さいました。
弁財天は水の神様でもあると謂われます。御祓川の護り神様として子々孫々に到るまで清らかな水を湛え、更にはご参拝の皆様に福徳をもたらして下さることでしょう。お参りの際には是非お参り下さい。