投稿日：2022年2月18日（金）
【続・神道百言27】
『不正の祈祷は天地与（くみ）せず、非礼の報賽は神祇享（う）けず』～北畠親房・二十一社記～
（正しい祈祷、真剣の祈祷には、それ相応の反響がある。～略～ 世に千円の祈祷、五千円の祈祷といふことがある。千円分の祈祷、五千円分の祈祷とは如何なる内容のものか。千円分の真心、五千円分の真心とは、一体如何なるものか。
不正の祈祷、非礼の報賽があってはならぬ。神を祭るもの、これを取次ぐものの心得がここにある。）
祈祷を行う人、お礼をする人（祈祷を受けた人）双方の真心が揃わないと神様には届かないといったところでしょうか。宮司です。
さて祈年祭が斎行された17日午後2時より、藤沢市宮前において共同住宅の地鎮祭に伺いました。
鎌倉に行く際によく通る道ではありますが、北側に入ったのは初めてでした。
地鎮祭は強風のため、業者さんがテントや紅白幕を押さえて下さりながらでしたが、無事に執り行うことが出来ました。また祭壇に乗り切らない程の野菜・果物をお持ち下さり、参列者皆で分けて頂いて帰るほどでした。施主様の地鎮祭に対するお気持ちのあらわれですね。
無事に工事が執り行われますよう祈念申し上げます。おめでとうございました。
また、すぐ近くに御霊神社がありましたので、初めて参拝させていただきました。
藤沢市宮前という地名は、この神社のお宮の前ということですね。
天慶3（941）年勧請の歴史ある神社です。なんと県下に13の分社があるそうです。村岡5ケ村総鎮守。
本殿前から階下の景色。
本殿と拝殿。
神主が常駐していない神社ですが、趣のある大変立派な神社でした。
皆さんも、お時間がある時に是非お参りに。
