投稿日:2021年9月21日(火)
【続 神道百言17】
『勝つ事ばかり知りて、負くる事を知らざれば、害その身にいたる、おのれを責めて、人をせむるな』~東照公御遺訓~
(~略~ ともあれ、人生は何でも勝てばよいとし、一歩退いて考へ直すことを知らないものは、却つて害がその身に至る。害は勝利にのみ酔ひしれてゐる自分自身が造り出したものに外ならない。「人生は反省が大切である」。反省すれば自分の出所進退について、他人を責めるよりは、自分を責めることの方が大切なる所以を知ることが出来る。~略~ 人生は勝敗の裏にひそむ反省心を顧みるか否かにかかる。)
「負けるが勝ち」や「失敗は成功の基」と共に、近年では「反省だけならサルでもできる」などと云います。負けや失敗の後の「反省の先」が重要ですね。宮司です。
さて9月の第3土曜日は、兼務で宮司を務めます藤沢市石川鎮座 諏訪神社の例祭奉仕に伺いました。
同社では例祭後にお囃子の町内巡行、夕刻からは奉納演芸が行われておりますが、本年は中止に。
先週・先々週末に続き雨(台風の影響)ということもありそんなお話をしましたら、「何年か前も大雨だったことがあったけど、実施を決めたら雨が止んだこともあったよなぁ」と総代さんがおっしゃっていました。(実際、降ったり止んだりで大した雨になりませんでした)
「順番だと来年の八社会(やしろかい。白旗神社宮司が宮司を務める市内8神社の会)は当番ですけど、どうしますか?」とお伺いがありましたが、来年も中止にする旨をお伝え致しました。なかなか今まで通りという訳にはいきませんが、時季をずらすなどして開催出来ればと考えております。
いずれに致しましても、氏子区域の平穏無事をお祈り申し上げました。おめでとうございました。