投稿日:2021年9月13日(月)
【続 神道百言16】
『心に望み起らば、困窮したる時を思ひ出すべし、堪忍は無事長久の基、怒は敵と思へ』~東照公御遺訓~
(~略~ 御遺訓は家康が晩年になつて、自分の処世訓を時あつて、家臣に物語られたものをまとめたものである。
心のうちに、何かしてやらうと大望を起しても、いざ実行となると、中々成就することはむづかしい。楽しみは苦労を超えて初めて味はふべきものである。それ故、大望を抱いてもそれまでは苦労に苦労を重ぬべきである。それまでは堪へがたきに堪へ、忍びがたきを忍ぶべきである。
堪忍袋の緒(ひも)は、しつかりと締めておかねば何事も成就しがたい。それが無事長久の基だといふのである。~略~)
サルも赤ちゃんも怒りますが、我慢出来るのは成熟した人間だけ・・・宮司です。
さて9月第2日曜日は、兼務で宮司を務めます立石神社(藤沢市立石鎮座)・佐波神社(藤沢市石川鎮座)の例祭奉仕に伺いました。
立石神社では毎年例祭前日の土曜日に演芸等が行われ、例祭後には山車の巡行が行われていますが本年は無し。今年は午前8時から清掃、9時から例祭、終了後清掃とのことで、多くの氏子有志の方々がお集り下さいました。
立石神社を出たのが9時45分で慌てましたが、10時からは佐波神社です。
小雨が降ったり止んだりのお天気でしたので、向拝(賽銭箱前の屋根)に祭壇を舗設して下さり、またギリギリ雨にも降られずお祭りが出来ました。
同社では子供神輿・お囃子の巡行・歌謡ショーなど全て中止。関係者40名程がお祭りの為だけに参集されました。
先週の羽鳥・折戸に続き今週も天気が悪いのは、全ての行事が無いということもあり、少しの救いのような気も致しました。
宮元総代が「行事はありませんが、地域の安泰、皆様のご健勝をお祈りするべくお祭りを開催します」の通り、祈念申し上げました。
両社の皆様、おめでとうございました。来年は盛大に!!