投稿日:2010年1月27日(水)
本日午前10時30分より、本町6丁目に鎮座する 白旗稲荷神社において、何十年か振りに初午祭が執行されました。このお稲荷さんは、定食で有名な上州屋さんや湘南高校の近くにあり、現在管理している人は誰もおらず誰の土地かも分からず、月に1度町内の婦人会の方が掃除だけしている状態でしたが、町内の大久保さんや白旗神社総代の山田さんらが、『奉納してある石などを見ると藤沢でも有名なお店の名前があるような立派な神社。数年前までは誰かが掃除したり幟を立てたりしていたが、今となっては誰も何もしていない。俺達の世代が何もしなかったら、後世には途絶えてしまう。なんとかしたい。』と有志(写真の皆さん)を募り、本日記念すべき復興第1回目の初午祭がささやかに執り行われました。
元々この車田といわれる町内は(現在は本6町)白旗神社の直轄田(神田・しんでん)で、例祭の時に行われる神輿渡御は、この車田から出発、収穫された稲穂がお神輿に供えられていたようです。ただ、お稲荷さんが祀られたのはもっと後になってからのようで…今後もうすこし勉強をしてからご報告させていただきますが、郷土史研究家の平野先生の推測ではご祭神は白旗神社と同じ神様ではないかとのこと…。
まだまだ謎だらけではありますが、細々でもお稲荷さんのお祭りを続けていただきたいと強く願っております。尚、本年何十年か振りにお稲荷さんのお祭りを復活させるのはこの車田町の他に南仲通り4丁目の社宮司稲荷(しゃくしいなり)でも行われます。こちらは総代の川島さんが中心になり、町内会としてお祭りが復活されます。
地域の皆さんの守り神様を手厚く祀ることによって町内の発展・皆さんの安泰・健勝を祈念できる神主としての喜びを感じています。