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【神社新報コラム】杜に想ふ~初穂捧げて~ と 【白旗神社TAKEOUTPARKは3/13・14に順延しました】

投稿日:2021年3月6日(土)


【暦で見る九星の運勢シリーズ】一白水星:令和3年4月(各自の九星についてはブログ末尾の表をご参照ください)「吉方…北東 環境整ってきて気分爽快となりいろいろ手を出したくなりますが少し抑える様に心掛けて。今までの分を取り戻そうと、後先考えずに欲深くなって強気に出ると、痛い目に遭う」とのことです…権禰宜の遠藤です。

さて、神社界唯一の業界紙であります『神社新報』令和2年11月30日号掲載のコラム「杜に想ふ」を御紹介致します。

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杜に想ふ

【杜に想ふ~初穂捧げて~】

「収穫された初穂をはじめ、魚や野菜、果物などを神さまにお供へする感謝のお祭り「新嘗祭」が今年も全国の神社で斎行された。宮中の神嘉殿では御親祭があり、翌朝の新聞報道には「令和初の新嘗祭」との見出しであった。確かに、去年は皇居東御苑に建てられた大嘗宮で陛下の御即位後初の新嘗祭である践祚大嘗祭としておこなはれたので、「例年通りの新嘗祭は令和初」との記事に得心した。月日の経つのは早いもので、昨年の11月23日には御即位後の「神宮に親謁の儀」がおとなはれてゐた。この後の一年を振り返ると実にイレギュラーで、あっといふ間な気がするのは私だけであらうか。

ちなみに昨年は明治天皇が御歴代で初となる神宮御親拝をされた明治2年より150年であった。明治神宮外苑にある聖徳記念絵画館には日本画壇で大和絵の巨匠である松岡映丘師による、黄櫨染御袍をお召しになり皇天神宮へ参進される聖上のお姿が掲げられてゐる。敬神崇祖の範をお示しになられた聖帝をお祀り申し上げる明治神宮の鎮座百年祭が斎行されたこの秋に思ひ出された逸話がある。

それは明治37年、明治天皇に芳川顕正内務大臣と田中光顕宮内大臣が神宮式年遷宮の御用材不足を理由に「柱を土中に樹つるの古法を改めて、柱下に礎石を置き、コンクリートを以て固むるときは、即ち二百年を保つ」と上奏申し上げたが、「天皇聴したまはず」、「造営は総て現在の様式に従ふべき」と、お諭しになったことで、これは『明治天皇紀』にも記されてゐる。

先頃、国連教育科学文化機関(ユネスコ)により、宮大工や左官職人ら、匠が継承する「伝統建築工匠の技木造建造物を受け継ぐための伝統技術」を無形文化遺産に登録するやう勧告があり、近く認定される見通しだ。その根抵では、20年ごとに斎行される式年遷宮の大切さをお説きになられた大御心が今に活きてゐるやうに感じられる。

いよいよ「師走」の声が聞こえ、早くも気持ちが急いてきた。世間一般では諸説あるものの、師走の語源は、「御師」と呼ばれた伊勢の神宮の神職が「御祓大麻」を各戸に配札するために走り回る時季となったことに由来する説が個人的には肯ける。

さて、明治天皇の思召しにより、遙かに伊勢の神宮を拝むための「みしるし」としていただくのが伊勢神宮の御神札「天照皇大神宮」すなはち神宮大麻。神宮司庁ではその初穂料を20年に一度おこなはれる「神宮式年遷宮」の将来を見据る、平成7年の改定以来25年ぶりに改定するといふ。

このコロナ禍にあって、一年の無事を感謝して秋から年末に、地元の神社を通して伊勢の神宮に「初穂料」をお供へし、その「しるし」としていただく「神宮大麻」。例へば初詣はまづ家の神棚から伊勢の神宮を「リモート参拝」するのが日本の伝統と紹介するのも一方法ではないだらうか。」

 

【白旗神社TAKEOUTPARKについてのお知らせ】

先月2/13(土)より毎週末に開催しております白旗神社TAKEOUTPARKは雨天が予想されるため、3/13(土)・14(日)に順延致します。

楽しみにして頂いていた方々には残念なお知らせとなってしまいましたが、来週開催の折には是非お越しください。

 

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TAKEOUTPARK

R3厄年表


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
ぜひ早起きした朝やお休みの日にでも、お気軽に当社にお越しください。皆様のご参拝を心よりお待ちしております。