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今日のフジ と 【神社新報コラム】こもれび~和菓子学習~

投稿日:2022年4月17日(日)


【暦で見る九星の運勢シリーズ】六白金星:令和4年5月(各自の九星についてはブログ末尾の表をご参照ください)「吉方…なし 気分も明るく活気を帯びて意欲旺盛となり、かなりやる気の起こる運気となりそうです。但し、前向き姿勢は大切ですが、前進ばかりでは危ないので、たまには退くことも考えて」とのことです…権禰宜の遠藤です。

<今日のフジ>

今朝はあいにくの雨模様ですが、フジは順調に伸びています。

▽義経藤 かなり開いてきた房もありますが、全体的に進行はゆっくりです。

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▽弁慶藤

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▽参道階段脇に菖蒲も咲いています

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さて、神社界唯一の業界紙であります、『神社新報』令和4年1月24日号掲載のコラム「こもれび~和菓子学習~」をご紹介致します。

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こもれび

【こもれび~和菓子学習~】

「個人的なことだが、昔から甘いものに目がなく、出張で各地に行った時もその土地のお菓子のリサーチは欠かさない。

「日本の伝統文化が生活の中で生き続けることができる土壌を形成したい」、そしてその核となる子供たちに「本物の日本文化にふれる機会を提供したい」との想ひで、彬子女王殿下が心游舎を創設なされ、太宰府天満宮でも一緒に活動できないかとお声掛け下さった。その時に浮かんだのが、「和菓子」をテーマにすることだった。

博多の老舗和菓子店の全面協力を得て平成24年に始めた太宰府天満宮幼稚園での和菓子学習は、大きく分けて二つから成り立ってゐる。まづ、二カ月に一度の誕生祭。これまではケーキでお祝ひしてゐたものを季節の和菓子に変更した。例へば、初夏には境内で目にする花菖蒲、梅の実拾ひで収穫した青梅、桃の節供にはお内裏様とお雛様、新緑の頃には青モミヂ、紅葉の頃は赤モミヂを題材にした上生菓子といふやうに。日常の中で目にする植物や景色が和菓子になり、そこには季節や年中行事が反映されてゐるのだといふことを体感してゐる。年少組から年長組まで季節の和菓子を3年間食ベ続けることで、その良さや味の違ひも分かるやうになってくる。

もう一つは、年長組で一年をかけておこなふ和菓子ワークショップ。座学では和菓子とは何か、工場見学では粒餡・こし餡などがどのやうにできるかに加へ、職人さんから直に作る過程を見せてもらふ。練り切りや寒天の塊から魔法のやうに、菊や紫陽花の花が次々と生み出される様子に、大きな歓声が上がるのが毎年の光景だ。

そして、集大成として実際に和菓子作りを体験する。昨年は秋に開催し、店頭に並ぶものとまったく同じ素材を用ゐて、栗を模った和菓子を作った。職人さんの実演を参考に、悪戦苦闘しつつも、目を輝かせながら各々の和菓子を懸命に完成させていく。

「文化は大切なので大事に一しませう」と言葉だけで伝へても、なかなか伝はりにくい。しかし、楽しかった思ひ出は心の中にしっかりと残っていく。また、子供の変化を通し、親も影響され変はっていく。

平成30年からは年中組を対象に日本茶学習も始めてるる。日本文化の記憶の種を蒔く作業を続けていくことで、日常生活の中に自然な形で文化が溶け込み、裾野が広がり、自づと文化が継承されていく環境をつくっていきたい。

そんな中、卒園生が「将来、和菓子職人になりたい」と、粘土に彩色を施した精巧な和菓子模型を届けてくれた。いつか彼女が作ってくれた和菓子を食することを楽しみにしながら、和菓子学習を始めて良かったなと一番喜んでゐるのは私だったりする。<神道青年全国協議会監事、福岡・太宰府天満宮宮司>」

R4厄年表


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
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