ホーム » ブログ » 豆知識 » 【神社新報コラム】杜に想ふ~一日も早い解決を~

【神社新報コラム】杜に想ふ~一日も早い解決を~

投稿日:2020年7月25日(土)


【暦で見る九星の運勢シリーズ】六白金星:8月(各自の九星についてはブログ末尾の表をご参照ください)「吉方…なし 先の見通し明るく良い運気に恵まれるとはいえ、無理な行動をするとケガをする。堅実・着実に進めば失敗はありませんが、見栄・虚栄を張ると破運を招く。何事も八分目位の目標が吉」とのことです…権禰宜の遠藤です。

さて、神社界唯一の業界紙である『神社新報』令和2年7月6日号掲載のコラム「杜に想ふ」を御紹介致します。

神社新報ロゴ

杜に想ふ

【杜に想う ~一日も早い解決を~】

「福井で育った私は、少女時代「一人で海岸を歩いたらあかん。神隠しにあふで」と言はれたものだった。その後、それが拉致事件であることを知った時は強い衝撃を受け、国家を考へる大きなきっかけとなった。

先月、拉致被害者の横田めぐみさんの父、横田滋さんが八十七歳で逝去された。横田家の記者会見には私も同席し、心の中を悔し涙で濡らしながら御家族の思ひをお聞きした。

会見で妻の早紀江さんは「全身全霊打ち込んで頑張ったと思ひます。安らかに静かないい顔で天国に引きあげられたことを良かったと思ってゐます」と述べ始められた。私もお見舞ひをさせていただいてゐたが、滋さんはめぐみさんの写真を病室に飾り、安倍総理がお見舞ひをして下さったとこに対し、“良くなって官邸にお見舞ひのお礼を言ひに行く。”と昨年まではリハビリに励んでをられた。病室での二年余、早紀江さんはずっと闘ひの日々、私は何もしてあげられなかった、と、

恩返しの思ひで体をさすることを日課にされてゐたが、力を振り絞り夫婦で全国に訴へ続けられた日々を知るだけに、夫婦愛の深さに今も言葉が見つからない。めぐみさんが拉致された時は小学生だった

双子の弟・拓也さんと哲也さんは今や五十一歳。拓也さんは「父の思ひを止めてはいけない。これは横田家の問題ではなく日本に与へられた課題であることを皆が意識し一枚岩になって北朝鮮に向かっていきたい」。哲也さんは「結果を出すことが私たちの使命。(めぐみさんが)帰国したよと墓前に報告することがわれわれ家族、日本国民の使命」と横田家だけの問題ではなく、国家の問題であることを毅然と語られた。

昭和五十二年にめぐみさんが拉致され、三年後には産経新聞が連続する謎の蒸発を報じ、昭和六十三年には国会で梶山静六国家公安委員会委員長が「恐らくは北朝鮮による拉致の疑ひが十分濃厚」と答弁したにも拘らず、この残酷な人権侵害、国家主権の侵害は長く顧みられることはなかった。平成九年に家族会が結成されても、国民のほとんどは問題の存在を知らないままでみた。平成十四年、小泉内閣で被害者五人が祖国の地を踏んだ後、平成十八年、安倍内閣になって初めて政府に拉致問題対策本部が置かれるまでに、何と長い年月がかかったことだらう。私が拉致問題担当大臣の時は、安倍総理のリーダーシップにより国連調査委員会で北朝鮮の人権侵害に関する拉致問題を含む四百頁近い報告書が出され、国際社会の認識を変へた。めぐみさんの実名報道に踏み切る気迫の決断をされたのは横田滋さんである。北朝鮮の過激な言動、挑撥行為が続く中、情報収集と分析を集中し、被害者全員を取り戻し、解決を一日も早く墓前に報告しなければならない。

(参議院議員、神道政治連盟国会議員懇談会副幹事長)」

厄年表R2


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
ぜひ早起きした朝やお休みの日にでも、お気軽に当社にお越しください。皆様のご参拝を心よりお待ちしております。