投稿日:2023年2月23日(木)
花粉の季節がやってきました。症状の出始めが毎年とてもつらいです。さて、今日は祝日「天皇誕生日」。古くは「天長節」(てんちょうせつ)と言っていました。今上陛下のお誕生日を奉祝する日であります。祝祭日には国旗を掲げてお祝いしましょう!権禰宜の牧野です。
さて、冒頭でも申し上げた通り、今日は祝日「天皇誕生日」です。神社では「天長節(てんちょうせつ)」ということで祭典を行って奉祝の意を顕します。
当社でも朝8時30分より本殿にて祭典を斎行し、御長寿と皇室の弥栄、御国の安らかならむことをお祈り申し上げました。
皆様「天長節」の歌があるのをご存知でしょうか?
【天長節】 黒川真頼作歌・奥好義作曲
「今日の吉き日は 大君の
うまれたまひし 吉き日なり
今日の吉き日は みひかりの
さし出たまひし 吉き日なり
ひかり遍(あまね)き 君が代を
いはへ諸人 もろともに
めぐみ遍き君が代を
いはへ諸人 もろともに」
この歌は、明治26(1893)年8月12日に文部省告示第三号官報第3037号付録『祝日大祭日歌詞並楽譜』として公布されたものの一つで、小学校では毎年余所行きの服を着て奉祝の儀式に参列し、この唱歌を奉唱していたそうです。
ご年配の方の中にはこうした儀式の後に配られる紅白のお菓子を楽しみにしていた方もおられるのではないでしょうか。
宮中での祝賀の儀の招待者は、感染防止対策のため三権の長ら9人と配偶者に絞られ、出席者らと昼食をともにする「宴会の儀」と各国の駐日大使らと懇談する「茶会の儀」は行われないそうです。三年連続で一般参賀が中止となりました。
▽以下、神道青年全国協議会発行の『祝祭日祭典唱歌譜』より。五線譜だけでなく、雅楽器用の譜面も掲載されています。