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上棟祭奉仕

投稿日:2024年6月11日(火)


【暦で見る九星の運勢シリーズ】四緑木星:令和6年7月(各自の九星についてはブログ末尾の表をご参照ください)「吉方…なし 明るくなったり、暗くなったりと、目まぐるしくなりそうです。一進一退を繰り返す運気となるから、短気を起こさず冷静に。イライラすると良く見えない。焦らずゆっくりと。」とのことです…権禰宜の遠藤です。

さて、去る6月8日(土)午前10時より、藤沢市片瀬にて上棟祭のご奉仕に行って参りました。

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【上棟祭】
「建築儀礼の一つで棟上げとも呼ばれる。
建物の新築にあたり竣工後も家屋が無事であるように願う儀礼である。
奈良時代の一部の文献にみられ、また、宮中では平安時代中期以後、伊勢神宮では平安末期から鎌倉初期には行われていたと考えられている。
丁重なものから最も簡略なものまで真の式、行の式、草の式の三つが区別される。
また、式の方法には屋上に祭壇があり、祭式も屋上で行われるもの、祭壇を屋上に設け屋下で祭式を行うもの、祭壇・祭式とも屋下のものの区別がある。
通常、建築工事のうち柱、棟、梁など基本部分の構造が完成して棟木を上げる段階で行われる。
上棟祭には神社祭式のような規程はなく地域による多様性があるが、現代では神社本庁が『諸祭式要綱』でその基準を示している。
それによれば、祭神は屋船久久選命、屋艦豊字気姫命と手置帆負命、彦狭知命の四柱の神を主とし、これと当該地域の産土神を祭るのが通例となっている。
一般的な式次第は以下のとおりである。
まず、手水の儀、修祓の儀、降神の儀、献饌が行われ斎主が祝詞を奏上する。
ついで上棟祭に特有の三つの儀礼が行われる。
最初の曳綱の儀は棟木を棟に曳きあげる様子を示す。
続く槌打の儀では棟木が棟に打ちつけられ、そして散餅銭の儀で餅や銭が撒かれる。
これらのあと拝礼、撒饌の儀、昇神が行われて儀礼は終了する。」(『神道事典』より)

今では住宅施工の工程の中に棟上げ自体が行われないため、上棟祭が行われることはあまりなくなりました。

施工の方ともお話したところ、やはり上棟祭は初めてで勝手がわからない様子でした。

祭典には施主様ご家族はじめ設計・施工他関係者10名以上の方が参列され、厳かに上棟祭が斎行されました。

上記式次第の内、「曳綱の儀」はその工程自体が存在しない為省略。「槌打の儀」は槌を打って屋根を収める部分は省略し、振り幣のみ執り行いました。

斎主が大幣を左右に振りつつ、「千歳棟、万歳棟、永々棟」と高らかに奏します。

「散餅銭の儀」は、祭典後に行われました。

予め近隣の方々に声がけが行われ、集まった人々に餅撒きが行われました。

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行う方も参加する方も初めての経験で、ワイワイと賑やかに上棟相成った事をお祝いされていました。

いずれに致しましても、残りの工程が円滑に麗しく行われますこと、施主様はじめご関係各位のご健勝・ご隆昌を祈念申し上げます。

R6厄年表


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