投稿日:2019年9月25日(水)
【神道百言46】
『三種の神器は則ち神代の経典也(中略)
器を作つて象(かたち)とす
玉を以て仁の象とし
鏡を以て智の象とし
劔を以て勇の象としたまへり』~熊沢蕃山・集義和書~
(昔から神道には経典がないではないかといふ人がある。これに対する一つの解答がこれで、天照大御神が御孫ニニギノミコトに授けられた三種神器には、大御神のお言葉が添はつてゐるだけでなく、神器そのものに深い意味の含まれてゐることを知るべきであるとする。いはゆる「器教」といふものである。
古く北畠親房は鏡を日、玉を月、劔を星にたとへた。これに対し熊沢蕃山は、鏡は智、玉を仁、劔を勇にたとへ、この三種神器を授けられたのは、皇孫・国民に智・仁・勇の三つの徳の尊ぶべきことを教へられたものとしたのである。)
歴代天皇の御名に『仁』という字が多いのには、こうした理由があるのでしょうか。宮司です。
さて毎年9月の第2日曜日は、宮司を務めます藤沢市立石鎮座 立石神社・石川鎮座 佐波神社の例祭が斎行されます。本年は1日が日曜日ということもあり、第3日曜日の15日午前9時、午前10時にそれぞれ斎行されました。
まずは、前夜の奉納演芸の名残を感じる立石神社へ。
例祭の後、11時から午後3時まで山車が町内を巡行するということで、白旗神社 台町の氏子総代さんも助勢に来られておりました。
同社では元日祭の直会同様に、朝からお刺身での直会です。少しだけ頂いて、20分後に始まる石川へ移動。
尚、10月22日 即位礼正殿の儀に合わせて白旗神社を中心に行う奉祝パレードに、立石神社のお囃子会の皆さんがご参加下さる旨の決議がなされました。ありがとうございます!
定刻、佐波神社例祭。
同社は参列者が多いため、社殿前に祭壇を舗設してお祭りを行います。(写真は伊澤(一)総代より頂戴致しました)
立石神社同様、例祭後に子供神輿とお囃子が町内を巡行するため、車両のお祓いを行いました。
同社では夕刻から演歌歌手による演芸が毎年の恒例となっており、1.000人近い方が来社されるとのことです。
両社ともに神社・自治会・お囃子会の連携が良く、年を重ねるごとに例祭期間中のお参りも増えており、大変有難く思っております。
今後も地域のために神社をお護り下さいますようお願い申し上げます。おめでとうございました!