投稿日:2023年10月3日(火)
【続 神道百言57】
『彼を知り己を知れば百戦危(あやふ)からず』~孫子~
(相手の様子を知り、自分の様子を知ってをれば、百戦しても危なくない。相手の様子とは、相手がどの位の人物であるか、どの位の備へをしてゐるかである。自分の様子とは、自分の実力、自分の準備次第のことである。
~ 略 ~ 教説にしても同様で、相手の教養の程度を知ってをれば、この程度の内容で話せば、充分に理解して貰へるといふ自信が持てる。
孫子・呉子とは中国の戦略家であり、兵法家である。)
幼稚園児に神社の説明をするのが一番難しいと思っています。自分の実力が低く、相手の様子が分りませんので・・・。宮司です。
こちらも4年振り、毎年9月25日は鎌倉市山崎鎮座 北野神社(北野天満宮)の例祭・鎌倉神楽のお手伝いに伺いました。
過去に指摘した交差点の表記もYAMAZAKIからYAMASAKIに変更され、「見ましたか?」と嬉しそうに氏子の皆さんからお声掛けいただきました。
北野神社は電気・ガス・水道が無く、当然社務所や会館なども無いため、少し離れた町内会館から歩いて神社に向かいます。(写真は帰路)
神社入り口には立派な幟。ここから200段の階段を登ります。
総代さんたちは、神楽で使う水も人力で運んで下さるんですよ。
トップ登頂しました(笑)
動画を撮影していた横須賀の禰宜さん。
動画⇒(https://youtu.be/WIZFlJBwUu4?si=sqnMUlYb3aKezzys)
到着時には、お囃子会の皆さんが演奏されていました。楽器も当然下から運んで来られました。
御祭神は菅原道真公でお手伝いの我々は北野天満宮と言っていましたが、地元では北野神社と呼ばれているようです。
菅原道真公の誕生日が6月25日、お亡くなりになったのが2月25日ということで、25日が所縁の日ということになり、全国の天神様は25日のお祭りとなっているようです。
私は湯上げと、10年振りぐらいで毛止幾(山の神)の奉仕を致しました。笑いを取るというのは難しいですね。
山の上の小さな神社で、更に平日にもかかわらず、多くの方の参列がありました。(写真は中入れ)
終了後は会館で、総代・世話人の方々と直会です。
若い方から『開始時間が午後1時だと子供たちが参加出来ない。子供たちに神楽を見せて楽しんでもらわないと、将来に亘ってお祭りを継続できないのではないか?』と投げかけがあり、私も大賛成で総代さんに時間変更のお願いを致しました。来年は午後2時からになると良いですね。
(地元 山崎小学校では北野神社の例祭に合わせて、開校記念日を9/25にして休みになっていたのですが、数年前から変わってしまったとのことです。お祭りが終わって会館に戻る途中に、下校中の子供たちとすれ違いました。)
お囃子保存会の会長に知人が就任しており、仕事を休んで参加しておりました。
いずれに致しましても、山崎地区の平穏無事を祈念申し上げます。おめでとうございました。